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『響け!ユーフォリアム』(アニメシリーズ 第1期)
視聴環境:ユーネクスト
※ネタばれします。
【内容】
高校の吹奏楽部の部活で、ユーフォリアムを担当する主人公の青春ドラマ。
【感想】
京都アニメの美少女を主人公とした青春ドラマのアニメで、気になったままずっと観ていなかったので観てみることに…
京都アニメぽい柔らかく細かい線で構成された萌えキャラが、時に繊細に、時に大胆に動く…
細やか作画の中に、わりとマンガ表現的なものも入っていたりもしますが…
『けいおん』のように、ふんわりとしていたファンタジー的な女子高生の生活といったものよりも、突っ込んだ展開になっていて、アニメスタジオとして萌えだけではなく人間ドラマもしっかりと描いていきたいといった意図も感じられました。
主人公が入学する前の年に、吹奏楽部のメンバーが大量に辞めている過去があったりとか…
出てくる顧問のイケメンの先生は、口調は丁寧ながらも相当厳しい人だったり…丁寧な言い方なのに滅茶苦茶、生徒を詰めて行く…本当に厳しい…
(このアニメ観て、吹奏楽部の名門校を目指そうというのは、それなりの覚悟ないと出来ないだろうなあと思ったりしました。)
展開的にはユリ的な雰囲気にもなるけれど、ちゃんと異性愛者であるということも言及されているので、青春の甘い友情といった感じからはみ出ない…
後に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』でより超絶になっていく髪の毛や服のシワの表現とかも力入っていて、そこら辺も観ていて楽しいなあと…
演奏シーンなんて地味なシーンを、丁寧なカットの積み重ね、作画とかエフェクトとかによって、見せ場にしていく…ここら辺は、アニメーションならではの作り込みだなあと…
わりと色んなことを積み重ねながら、しっかり作品作りに取り組んでいたのだなあと感じました。
その他、この作品の特徴としては…
光の演出とかもよく考えられているのも、このアニメの特徴かなあと思いました。
あと、放映当時観ていなかったのですが、京都アニメならではの『けいおん』とかみたいな出演者が歌を歌うエンディング展開とかもあったり…
萌え系のキャラは個人的にそこまで得意ではないのですが、京都アニメの作品に出てくる女の子は、観ていて嫌な引っかかりなくて良いなあと思ったりしながら観ていました。
ラストエピソードへの展開、なんか青春もののドラマとして、よく描けているなあと…
吹奏楽の世界なんて全く知らない世界だったのに、その中にこんなにも色んな人間ドラマがあるんだなあと…
進路に関係ないのに、好きだということで音楽に打ち込む姿勢に、なんとも言えない気持ちになったり…
自分の様に倦み疲れたおじさんも、不覚にも感動してしてしまいました。
この手の音楽ものだと『のだめカンタービレ』とかもありましたが、あれは大学生の話でしたが…高校の部活という設定ならでは魅力が詰まっているなあと…
第2期もあるようですし、来年第3期もやるんですね…人気あるのがよくわかる作品でした。
https://www.bing.com/search?pglt=41&q=響け!ユーフォリアム&cvid=ce4d7da430b14b23ad3cf0ba30cc6ff8&aqs=edge..69i57j69i64.532j0j1&FORM=ANAB01&PC=U531
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