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活用できる場所を、誰かと共有すること

京都府 船井郡に農地と古民家を所有されているTies 農縁のオーナー千住さん。農作物を育てる事への興味と田舎の風景が好きという事もあり、京都の市街地から通える距離にあったこの場所を見つけ、購入されたそうです。

本業として会社の経営もされていることもあり、スケジュール的に農業を行うのは難しいのではと悩まれたこともあったそうですが、「やりたい!」という気持ちが勝り決断に至ったとのことです。

「今ももちろん大変だし、お金もそれほど稼げるわけではないけれど、この地域の飲食店や多くの人と繋がることが出来たので、始めてよかった」と語られました。

農業を始めてから、とある学生さんたちから問い合わせが来たそうです。
「学生から養蜂に興味があってできる場所を探しているという問い合わせがありました。
もちろん私は大歓迎なので是非好きに使ってくださいと返事をし、実際にこの場所を貸して養蜂に使ってもらったんです。
その時は、学生には私が育てた野菜から咲いた花を養蜂に使ってもらってとても役に立ったと話してくれたし、私自身もこの場所に興味を持ってくれたこと、人とのつながりが増えたことが嬉しかったし、お互いに嬉しくwin-winな関係性を築けたと思っています。 その出来事がこの場所に来てから1番印象に残っています。」

自分の夢を叶えるために購入を決めたこの場所が、他の誰かの夢を叶える場所にもなっていて、地域の人はもちろん、新たにこの場所を訪れる利用者とも繋がりを広げ、共に協力しあい夢を叶える。


これからの時代は、上手くオンラインとリアルを活用して「今持っているもの」をいかにシェアし、有効活用していくか。
千住さんのように、場所をシェアする。
場所じゃなくても、技術や経験をシェアする。
そういったコラボレーションによって、新しい繋がりと事業が生み出されていくのではないでしょうか。

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