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【書類選考が通過しない・・・転職活動の落とし穴~②職務経歴書編】

こんにちは。転職SOS 人材業界の中の人です。

さて、今日は「書類選考が通過しない・・・転職活動の落とし穴②職務経歴書編」です。

第一弾の転職回数編はこちらです。

併せてみてもらえればうれしいです!


私は人材業界で仕事をして、本当に数千人の履歴書、職務経歴書を見てきました。もはや、履歴書と職務経歴書を見ればどこの会社で内定がもらえるのかも一定予想がつくようになってきました・・・。

ただ、日々転職希望者の方と会っていると「履歴書、職務経歴書の記載の方法がわからない」という人が本当にたくさんいます。そして職務経歴書で損をしている人もたくさんいるなって思います。なので、今日は履歴書/職務経歴書でその辺を説明できればと思います。ただ、職種ごとに異なる部分があるため、それは別途記載するとして。。。まず今日は「全職種に共通している最低限こうしましょう」ということを記載します。


◇履歴書/職務経歴書から何を人事が読み取っているか

履歴書、職務経歴書を見て、人事や配属部署の書類選考官が何を読み取っているのかということを整理したいと思います。

・どんな学校、会社に勤めてきたのかの経歴について

→これはイメージつきますね。

・どんな仕事をどんな割合でどのような環境でどんな人を相手にどんな人とどんな点に意識をもって取り組んできたのか結果、何ができる人なのか

→これは職務経歴書の書き方で具体的に説明していきます。

・日本語力、文章力

→誤字脱字、日本語があまりにもおかしい、敬語が変、不要な文章が多い、書き言葉ではなく話し言葉になっている、読みづらい(情報整理がされていない、読み手の立場にたってない)などなど

・転職にかける熱意、思い

→職務経歴書が2から3行しか記載がされていない人って実はけっこう多いです。あとは履歴書に写真がないまたは背景が不適切(写真を張り付けていない人本当に多いです。。あと背景が白バックとかになっていなくてリビングで自撮りしましたねという生活感満載な写真の人もめちゃくちゃ多いです。。エージェントから写真はあとからでいいですよっていわれるケースあると思いますが、これは本当にやめたほうがいいです。)

こういう職務経歴書を見て「この人、転職をする気あるの・・・?ちゃんと職探ししようとしてるの・・・?非常識じゃない・・・?ビジネススキルを疑う・・・」って思う人は少なくとも選考の中で1人以上いますからね。

・性格、ビジネススキル

これは日本語力、文章力の欄にも記載しましたが、ビジネスはあくまで相手がいるので相手の立場になって職務経歴書すら作れないって性格またはビジネススキルを疑っちゃうということですね。

人の職務経歴書を何千とみてきた身としては、こういうことをどうしても読み取ってしまいます。そして、人事、採用したい部署の選考官も必ず読み取ります。履歴書、職務経歴書はちゃんと書きましょう。ちゃんと書いている人がいる分、余計に目立ちますからね。。

◇とはいってもどう書けばいいのか

とはいっても、人生で数回しか書く機会がない職務経歴書、何を書けばいいのかわからないという気持ちもわかります。最低限記載すべきことは下記です。

・どんな仕事をどんな割合で・どのような環境で・どんな人を相手に・どんな人と・どんな点に意識をもって取り組んできたのか・結果、何ができる人なのか

これを書くとあなたの仕事が相手に伝わると思います。もう少し質問の解像度をあげます。例えば、営業をしている人だとしましょう。

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・どんな仕事をどんな割合で

①職種は何なのか

②何を売っているのか

③いくらくらいの値段なのか

④新規営業なのか・既存営業なのか

⑤どこからどこまでやっているのか(テレアポ~顧客提案~受注後の納品までのスケジュール管理~納品後のアフターサポートとあったときにどこからどこまでが自分の仕事なのか)

・どのような環境で

①所属している部・グループのミッションはなんなのか

②エリアはどこなのか

③新規営業といっても店舗にきてくれたお客さんへ営業するのかそれともテレアポなのか

④目標予算はどれくらいなのか

⑤1営業あたりの担当お客様数はどれくらいなのか

・どんな人を相手に

①個人なのか企業なのか

②個人であれば富裕層向けなのか一般家庭向けなのか・企業であればどこの業界向けで大手向けなのか中小向けなのか、その中でもどの部署の人に提案するのか

・どんな人と

①チームで動くのかそれとも個人で完結するのか

②何名の組織・チームでどういう立ち位置で仕事をしてきたのか

③提案から納品までの間で社内のどの部署の人を巻き込むのか

・仕事をするうえでどのような点に意識をもって取り組んできたのか
①「成果」をだすうえで何を意識してきたのか(行動量なのかkpiなのかリピート率なのか提案内容なのか正確性なのか…などなど)
②「顧客満足」を得るため何を意識してきたのか(スピードなのか徹底した顧客を理解するためのヒアリングなのか提案内容なのか…などなど)
③「社内を巻き込むうえ」で何を意識してきたのか(人間関係なのか巻き込む対象の部署の理解をすることなのか、スケジュール管理なのかなどなど)

・結果、何ができる人なのか
①出した成果はなんなのか(与えられた予算を達成したことなのか、新規顧客を開拓し、会社の顧客資産にできたことなのか、リピート率なのか、既存顧客からの売上が昨年よりあがったことなのか、顧客からの信頼度、満足度向上なのか)

②結果、自分がどういうことに強みをもっている人だといえるのか

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この質問に一問一答形式で答えていき、つなぎあわせていくと伝わる履歴書が作成できると思います。具体的に作っていきましょう。

【職務内容】

私は自動車の販売店舗に来店いただいた個人のお客様へ自動車を販売する営業職に務めてまいりました。主に下記の業務を行っております。

・来店いただいたお客様のアテンド及び要望のヒアリング

・自動車のスペック及び各種オプションの説明および提案

・試乗対応

・価格交渉及びローンのご提案

・提案後のアフターフォロー

・後輩への指導、提案アドバイス

■価格帯:500万円/1台以上の高級車専門

■エリア:東京都杉並区

■組織構成:店長、副店長含め10名

■担当者数:30~50名程度

■目標達成率:年間5,000万円目標に対して4,000万円(達成率80%)

※営業社員の平均達成率が7割

■意識して取り組んできたこと

①顧客満足度を得るためのスピード対応

自動車は4か月に1回新車がリリースされ、都度新しいモデルの機能やスペックを勉強しなければなりません。そのため、お客様からの質問にその場で回答できない場面が多くあります。しかし、その場で回答できない場合でも当日中にメールと電話で回答することを徹底しました。結果、お客様の満足度が高く、私から車を購入いただいたお客様からお客様をご紹介いただくことも多くございます。

②アフターフォロー時のお客様管理と連絡回数

自動車は初回の来店で購入頂けるケースは少ないため、初回来店後のアフターフォローを徹底いたしました。特に意識して把握していたことは下記です。

・他店舗に見学にいかれる時期

・家族の考え

・私からの提案した自動車の懸念点及び優先順位

上記を把握することでお客様に満足いただくために自分が何をすべきかいうことが常に明確にできていたと考えています。

また、頻度においても数分しか話ができなかったとしても2週間に1回はメールまたは電話で連絡することを徹底しました。

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どうでしょうか?

上記の質問に答えていき、つなぎあわせることで職務経歴書ができあがっていきます。

とくに「意識して取り組んできたこと」は自分がどういう人なのか、どういう考えを重視して仕事をするのかということを伝えるうえでとても重要です。仮にこれを「量がを意識しました」とすると行動力タイプだと伝えられますし、自身のKPI管理を徹底したとすると論理的に効率的に仕事をするタイプだという印象をあたえていきます。


ぜひ、職務経歴書の書き方で迷ったときは上記の質問に一問一答形式で答えていっていくとすらすらとすすむかもしれません!


◇いい履歴書/職務経歴書の例

最後に履歴書、職務経歴書のいい例のイメージをはっておきますね!

質問があればコメント欄にお願いします!

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各種リンクです!

https://linkfly.to/30830uBQEJc

以上です!!







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