東京都知事選2024の感想
昨夜は東京都知事選の結果が気になって久しぶりにリアルタイムでTV番組を視聴した。速報を見て「やっぱりな」という気持ちになった。ジャイキリは起きなかった。生中継のインタビューを少しだけ見てすぐ消した。小池百合子と蓮舫の受け答えは、政治家らしくあった。
蓮舫さんはコミュニケーション能力は高い。ただ、コミュニケーション能力しか無いのかもしれない。先を見通す力が無いので、全てがブーメランとして自身に返ってきて刺さる。
石丸伸二のTVインタビューは、終始キレ気味な感じ。人間らしく逆に好感を持てなくもないが、もう少し落ち着けると良かった。質問者が微妙なケースもあったので、キレる気持ちは分かるけど。メディアに対する恨み節みたいなものがにじみ出てしまって、誰彼構わず突っかかるのは印象が悪い。敗戦直後に冷静に対応するのは難しい。橋下徹がフォローしてて優しかった。
ただ、彼は投票率を5%上げた立役者だといえる。YouTubeを通して若い人が選挙に興味を持つきっかけをもたらしたのは功績だろう。
小池百合子は2期8年もやっているわけで、当然既得権益者が多数いるし、継続している案件もあって、圧倒的に有利。石丸信二が「当選したらプロジェクションマッピングを即中止する」と公言してて、関係者は確実に小池百合子に投票したはず。それだけでも電通関係者の票を確保できて相当の数になる。小池百合子は選挙を見据えてしっかり飴を与えている。それが政治というものか(皮肉です)。
私は東京都民ではないので、当事者と部外者では視点が異なる。都民にとっては、広島から突然やってきた若者に、いきなり都政を任せるのはどうか?と思う人も多かったのかもしれない。
そう考えると、石丸信二はかなり善戦したのでは?
長い目で見れば日本にとって、優秀でやる気のある若い候補者が政治の世界に挑戦するのは良いことなので、マスメディアはバッシングではなく、ナイスチャレンジという言葉を贈ってほしい。
◎過去の記事