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年収の上がる転職の考え方

(本記事は最後まで無料で読むことができます。)

転職を考える動機の一つに、「年収を上げたい」という人は多いのではないでしょうか。しかし、ただやみくも転職をしても、年収は横ばいか下がってしまうこともあり得ます。年収の上がる転職を実現するためにどのようなことを考えれば良いかを本記事で説明します。


新卒の就職活動と転職活動は別物

多くの人は新卒での就職活動を経験していると思いますが、転職活動では、新卒就職活動の時の考え方は捨てましょう。転職活動においては考え方が根本的に異なります。


新卒時はまだ仕事の経験がないため、企業の採用担当者もポテンシャルで判断せざるを得ませんでした。そのポテンシャルの見極めのためにエントリーシートの提出や学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を聞かれていました。


一方、転職活動においては、すでに転職希望者は仕事の経験があるため、どのような仕事をしてきたかが重要になります。


企業の目的は利益追求のため、「あなたが会社に入ることでどのような企業の利益につながるのか」という観点で求職者を見てきます。これは直接売上に関わる営業職だけではありません。事務や経理のようなバックオフィスや間接部門でも、あなたが入ることで業務がどれだけ効率的になるか(効率的なほど会社の利益率が上がる)という観点で見られますし、技術職でも「あなたが入ることでどれだけ新しい技術が生み出せるか」=将来の売上に貢献できるか、という観点で見られます。


新しい会社でのこれらの期待をあなたが満たせる能力を持っているということを示すために、現在の仕事でどのようなことをやってきたのかをアピールする必要があるのです。


市場価値の高い能力を磨こう

企業の期待を満たせる能力を持っていることを転職活動の中で示すことができれば、高い年収での転職が可能になります。


つまり、年収を上げて転職をするためには、企業に期待される能力を持っていることを客観的に示せれば良いのです。それこそが、「市場価値の高い能力」ということになります。


転職は「ピボット」

では、「市場価値の高い能力」を得るにはどうすれば良いでしょうか。アメコミのヒーローのようにある日突然高い能力を得るということはないので、地道に能力を伸ばしていく必要があるのですが、伸ばし方にも方法があります。


それは、「ピボット」という考え方です。


今やっている仕事や持っている能力を軸足に、プラスアルファでどのようなことをすればさらにレベルの高いことができるかを考えるのです。


例えば、現在あなたが経理の仕事をしていて、特に売上管理を担当しているとします。「売上管理」というすでに持っているスキルを軸足に、市場価値を上げることを考えます。売上管理に加えて営業オペレーションの詳細を把握できれば、引き合いから受注までシームレスに見ることができ、受注確度アップや効率化が期待できそうです。あるいは売上管理に加えて英語もできれば、国内だけでなくグローバルでの売上管理もでき、将来的にグローバルでの管理会計も担当することができそうです。


このように、今できることに何をプラスアルファすればさらに価値の高い仕事ができるかを考えましょう。


ピボットの前に仕事で実績を出す「ドリブル」をしよう


ピボットをしながら市場価値を高めるのが年収アップ転職で重要ですが、ピボットをするための軸足がしっかりとしていることが前提条件となります。


今の仕事をしっかりやって実績を出していることで軸足がしっかりしてくるので、ピボットがうまくいきます。


実績といっても、社長賞を取るような大層なものでなくて構いません。自分の仕事によって、以前よりも何かしらが良くなった、ということがあれば良いのです。自分の直属上司や同僚数人しか把握していないような、小さな改善でも良いのです。今の持ち場で何かしら正の効果を出していることが重要です。


今の仕事で前進した手応え=「ドリブル」をしてから、軸足を中心に「ピボット」をしていきましょう。


ピボット転職の事例

筆者のピボット転職の例を紹介します。


筆者は元々大手企業で、製薬会社を相手にビジネスをする部署に配属されていました。そこで数年間製薬会社の現場クラスの人やマネージャークラスの人と一緒に仕事をしていて、製薬企業の仕事の仕方や考え方を学びました。


転職を考え始めたとき、ピボットの軸として「製薬企業とのビジネス」を置き、プラスアルファで「ビジネスレベルの英語力」を設定しました。(筆者は純ドメ日本人ですが、在宅学習で英語力を伸ばしました。英語学習法は別記事で紹介します。)


その結果、日本の製薬市場に参入してきた外資系企業から内定をもらうことができ、年収も100万円以上アップしました。


自分の軸足の決め方


ピボットを考えるときに、軸足を何に設定すると良いのかは意外と難しいです。自分の強みというのは自分では気づきにくいものです。なぜならば自分が苦労したり意識したりしなくてもできてしまうものこそが強みだからです。


自分がサラッとできてしまうことが、他の人にはとても大変なことだったりします。それこそが強みです。それに気づくことができれば転職活動の成功率はかなり上がります。


軸足の捉え方としては、

  • 業界知識

  • 専門性

  • 人脈

  • 語学力


といった枠組みで考えると見つけやすいでしょう。


迷ったらエージェントに相談しよう


自分で自分の強みを見つけ、ピボットの方針を決められると良いのですが、一人で自信を持って決め切るのは難しいと思います。その場合は人材エージェントに相談してみるのも良いでしょう。


あなたの経歴の棚おろしを行い、その中から強みとなるものやピボットの軸足となるものを見つけるのに大きく貢献してくれます。特に多くの転職者を見ているエージェントだからこそ、市場価値の高い強みやさらに市場価値を高めるピボットの仕方について適切なアドバイスをできるでしょう。


数多くの転職実績を持っているエージェントサービスとしては、リクルートエージェントやマイナビAGENTがあります。
おすすめのエージェントの選び方については別Noteにまとめたので参考にしてください。

無料相談を積極的に活用して年収アップ転職の成功率を高めましょう。


まとめ


本記事では、年収の上がる転職の考え方について説明しました。いかに企業に貢献できる人材であることを客観的に示せるか、そのために戦略的にスキルを向上していくことが重要です。


年収アップ転職に本記事がお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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