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私学を分析する視点とその理由(オンライン環境編)

今までの記事では普遍的な内容について列記していましたが、今回の記事はコロナ禍での時事ネタも含まれます。

期間限定のものになってしまうのではないかという話もあるかもしれませんが、大きな視点でみれば有事の際の学校としての対応はどうなのか、変化に柔軟に対応できるのかという意味で、記事にしておく価値があると思いました。

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1.公立不信が進んだオンライン対応

こういってしまうと語弊があるかもしれません。

世間には成功例や様々な事例も公開されており、オンライン対応がうまくいっていない私立なんかよりもよっぽど進んでいる公立校もあると思います。

これは自治体の力だったり、その学校にいらっしゃる先生方の能力や新しいものに対応する力だったり、管理職のリーダーシップだったりその学校の雰囲気だったり地域性だったり、本当に様々な要因が影響し、うまくかみあったからこそではないでしょうか。

公立だからこそあまり差がなくうまく進めているかといえば、必ずしもそういうわけではありません。

もちろん、うまくいかない報道だったり、様々な口コミだったり、たくさんのものを目にしました。

不平不満や文句のほうが、どうしても多くなってしまうバイアスのようなものもあるでしょう。

そんな中で、公立では不安だという層が私学に興味を持ち始めたと思います。

それは、週刊誌の分析記事なんかでも見かけました。

今年度の入学試験は、私学は倍率が上がったとか受験者数が増えたとか、そういう話でした。

2.私学(私立学校)によっても対応は様々

使用する端末も様々です。

iPadを使う学校、chromebookを導入する学校、windowsPCを導入する学校。

もちろん、コロナ禍よりも前から既に使っていた学校もありますよね。

ただ、導入したということと、うまく機能させているということは少し別の話でもあります。

このあたり、やはり各ご家庭は敏感です。

端末を購入したのにあまり有効活用されていない、ではやはり満足感は得られません。

そして端末だけでなく通信環境も整備され、有効活用されていれば子どももICTの力も伸び、保護者も満足し、教員側も効率化できるところは効率化できるようになると思います。

私の知り合いで頭が上がらなかったのは「できないことばかりに目を向けてもしょうがない、できることを探していくしかない。そして、意外に探せばいろいろできるもんだとわかってきた。」ということを言われた時でした。

3.その広報活動は十分か

恐らく、多くの私学では、オンライン対応も苦慮しながら様々行っていると思います。

せっかく苦労していろいろやっているのであれば、それを広く知ってもらうことも大切です。

やはり重要になってくるのが学校説明会や塾相手の説明会。

学校説明会では、既に興味をもっているご家庭に更にアピールすることができます。

また、自力(自校だけ)での広報活動にもやはり限界はあるので、塾などを通してより多くのご家庭に伝えていただくというのも大切です。

逆に、塾の立場としても、保護者側の質問が多く、学校側への問い合わせは多いと感じます。

オンライン対応がある程度うまくいった(最初から大成功で万々歳という学校はむしろ少ないと思います)のであれば、積極的に広報活動をしたほうがよいと思います。

4.私立学校は比較されて(比較して)当たり前

こればかりはどうしようもありません。

あっちの学校はiPadだけどこっちの学校はchromebookなんだよね、とか。

そこから先は、保護者の好みもあるかもしれません。

両親ともiPhone使ってるし‥というような。

使用例、取り組みなども比較されることでしょう。

そして、これについてはこれから採用選考に応募しようとする方ももちろん同じです。

デジタル化の割合が大きくて自分自身の考え方や取り組み方を変えなければいけない部分が大きくはないか、とか考えることは少なくないかもしれません。

もちろん、学校のホームページではいいことを書いてあることが多いと思いますので、どこまで、どの程度の取り組みがなされているのかは注意深く見なければいけないと思いますが。

おわりに

今回はオンライン環境というテーマでお送りしました。

ただ、中小企業である私立学校の柔軟性を測るのにはある意味ではもってこいなのかもしれません。

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