私学の採用って3.5波あると思っている
きっと大学4年生や私学に勤務したことがない人は、私学の教員採用がいつ行われているのか、ということをあまり知らないのではないだろうかという気がする。
今日はこの話を軸に書いていこうと思います。
この採用のタイミングを把握していないと、自分の中での転職活動の計画も崩れると思うので。
第1波(4月~夏休みにかけて)
学校内で、定年退職が迫っている先生などを踏まえて採用計画が確定している分の募集が4~6月にかけて出るのが第1波だと思っています。
募集されるのは常勤講師~専任教諭が多い。
校内で取りまとめたりすることもあるので、6月くらいまで待っている印象もある。
早い学校は採用試験も6月7月から行うこともあるので、現役の学生の場合は教育実習と重なることもある。
土日に試験や面接を行ってくれる場合には、身体にムチを打って受験することも可能は可能。
この時期に内定を握っておくことができると、教員採用試験を受ける場合には安心して受験することができる。
第2波(夏休みから秋にかけて)
教員採用試験の結果などを受けて、内定を予定していた先生に辞退された学校が再度募集を出すことがある。
また、第1波で学校側が内定を出すに相応しい人材を見つけられなかった場合に再度募集をしているパターンもある。
私学適性検査の結果を踏まえている学校はこの時期から出し始めることもある。
募集される身分は様々で、非常勤講師~常勤講師・専任講師・特任講師~専任教諭まで様々。
学校のレベルに応じている気もする。
来年度以降の採用でいい先生を採用しようとしている学校はこの時期から非常勤講師などの採用を増やしてくる。
とにかく安定した身分を保証することで、よりよい先生に応募してもらおうとする動きのある学校もある。
また、非常勤講師ほど不安定ではないが、条件をつけることで保険をかけてくる学校もある。
第3波(冬休み以降)
ここまでの大きな波で教員を確保できなかった学校が、次年度のことを考えて足りない教科・科目の教員を募集する時期。
主に非常勤講師での採用になっていく。
できるだけ良い先生を確保しようと躍起になっている学校は、常勤講師くらいの待遇は準備してくる場合もある。
応募条件も様々で、年齢制限がなかったり、授業のコマ数が少なかったりすることもある。
とにかく色んな学校で、いろんな教科で募集が乱立する。
第3.5波(3月の採用活動の延長線)
旧年度中に次年度の新体制が決まらない場合は、4月にも継続して教員募集を行っている場合がある。
また、突発的なトラブルの発生等により、緊急事態的に募集がかかることがある。
過去に実際にあったのは、教員免許の講習を受講し忘れていて、免許が失効していたというパターン。
あとは、本当に体調不良で急遽入院してしまったパターンも経験したことがあります。
外伝(産休代替など)
年度途中からの勤務が募集されることもある。
大学生は免許発行前なので残念ながら応募することはできない。
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