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私立学校の採用試験の形式と内容

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私立学校の採用試験には過去問がありません。無いからこそ、学校側が求めるレベルとは違う人材が集まるし、応募する側もうまくマッチングができないような気がしています。1つの指標として私… もっと読む
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#転職

File:000 はじめに(まえがきと目次)

これまで数々の私学の求人情報をご紹介してきました。 私自身が片手では数えられない学校で勤務してきたからこそ、様々な雰囲気や体質の学校を知っているからこそ、学校によって本当に様々な働き方があることをお伝えしたいです。 自分の理想とする教育観や働き方、生徒の層などがわかってくると、自分に本当にあった学校もわかって来ます。ぜひ、個々の先生が、自分の能力を存分に発揮できる環境で教育に携わって欲しいと思います。 この記事が収録されているマガジン ブログもよろしくお願いいたします

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File:001 専門教養(学力筆記試験)

マガジンの説明文にもありますが、私立学校の採用試験の過去問、というのは存在しません。 存在しないがゆえに、苦労している先生も多い気がしています。 どのような難易度で、どのような問題が出題されるのか。 ある程度の目安や方向性が示されるだけでも、不安が解消されたり、自分に合う合わないという判断材料になると思っています。 今回ご紹介する学校は偏差値帯が70付近の指導しやすそうな、指導しがいがありそうな、絶対に人気校という学校になります。 バックナンバーFile:001 専

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File:002 専門教養(学力筆記試験)

前回に引き続き専門教養試験(学力筆記試験)についての情報提供です。 やはり、誰もが羨むような偏差値70付近の学校の内容になっています。 前回の記事では、問題の紹介がどのように行われているのか、1問公開してあります(再現度99%の問題)ので、例としてそちらもご参照ください。 しかし、同じような偏差値帯の学校でも、問題の質は全然違うんですね、というのが今回の記事を書いていての個人的な感想です。 今回ご紹介する学校の試験の難易度としては、前回紹介した学校のものよりも低くなっ

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File:003 教職教養試験

大半の学校が専門教養の筆記試験のみを行う中、一定の私学は教職教養試験も応募してくる側に課しています。 私もいくつか私立学校が出題してくる教職教養試験は受けたことがありますが、難易度は本当に様々です。 かなりマニアックなレベルの教職教養試験を課してくる学校もありましたし、経験者採用も視野に入れている学校なんかは無難にわかるところを課していたりしますね。 教職教養試験を課す学校というのは、調べていればなんとなく想像はつくと思います。 やはり、かなり法人とか規模が多い、縦横

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File:004 面接試験

ここまで様々な形式の試験内容を紹介してきましたが、選考が進んでいくと当然面接試験が主体になってきます。 自分が応募する学校がどのような質問をしてくるかわかりませんが、他の学校ではこういうことが聞かれているのか、という前情報があるだけでも安心感につながると思います。 また、面接や採用試験だけでなく、日頃の自分自身の教育活動を振り返って考えるきっかけにもなると思いますので、その意味でも参考にしてもらえればと思います。 理科的な話もありますが、それ以外の教科・科目に通じる内容

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File:006 小論文試験(No.02)

今回の小論文試験については、前回の小論文試験と方向性が違っています。 多くの学校や先生方が悩んで考えることだとは思うのです。 出題テーマも前回のものとは全然系統が違います。 詳細は以下で。 バックナンバーFile:001 専門教養(学力筆記試験)-理科 File:002 専門教養(学力筆記試験)-理科(化学) File:003 教職教養試験 File:004 面接試験 File:005 小論文試験 File:006 小論文試験(No.02) File:007 適性検査

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File:012 一般教養・適性検査

私学の過去問シリーズも遂に12回目です。 過去に、適性検査については、1つの形として内田クレペリン検査を行う学校もあったということで、「File:007」で記事にさせていただきました。 また、一般教養試験については「File:008」でも述べさせていただきました。 今回は、ある私立学校の教員採用試験で、一般教養試験と適性検査が合わさっているタイプの試験があったので、記事にさせていただきます。 とはいえ、過去の話ですし、記憶を頼りに書き起こした記事ですので、そのあたりは

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File:025 模擬授業(全教科共通)

私学の採用試験における模擬授業シリーズ第5弾。 今回お届けする教科・科目は全教科に共通しうる課題の提示方法でした。 もちろん、本当に全教科に共通の課題を課しているのかは定かでは有りませんが、後述の指定された課題をご覧いただければ、たしかに教科に関係がないということはご理解いただけると思います。 ある学校の模擬授業の課題テーマと形式、出た質問などをご紹介します。 指示は具体的かつ簡潔。 それでいて学校が目指したいものが見えてくるものでした。 バックナンバーFile:0

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File:026 専門教養(学力筆記試験)

今回の筆記試験の問題は理科になります。 ただし、科目は化学+@になります。 +@の部分については、教科書レベルの問いになってしまうとは思うのですが、見たことがない方は見たことがないと思います。 全体的に、誤植や条件の削除のし忘れ(特に化学のほうで2~3箇所気になった)も問題文中にあったので、学校の内部の定期試験を改変したりアレンジしたりしているのではないかと思っています。 校内で使用している定期試験を題材にしているのではないか、というところから学校のレベルが想像できて

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File:027 専門教養(学力筆記試験)

今回掲載する問題については、再現性はほぼ100%です。 部分的に検索をかけたところ、ほぼ全て入試問題からの引用だったことが判明しました。 結局、どのレベルからの入試問題なのかというのがとても大切だと思います(最高は東京慈恵会医科大からの出典か)。ちなみに、出題されているのは5~15年近く前の問題だったため、ベテランすぎるともしかしたら知らない、若手すぎても知らないという問題になるかもしれません。 また、今回使用されているのは入試問題7問なのですが、出題される単元が非常に

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File:028 専門教養(学力筆記試験)

今回掲載する問題のレベルは、ぜひとも一般的な新卒の方に解けてほしいレベルなのではないかと思っています(そのため記事の価格も少し控えめの設定にしてあります‥学割的な。。)。 出題してきた学校のレベルと、応募者が高校課程から離れてしまっていた期間とを踏まえると、新卒の方が解けるか解けないかくらいが測定できる(ある意味では)ちょうどいい試験問題だと思うのです。 もちろん、レベルの高い大学を卒業してきた方はかなりの精度で解くことが出来ると思いますし、大学時代に塾講師のアルバイトな

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File:029 専門教養(学力筆記試験)

今回の問題は再現性は低めです‥というのも、択一式の問題が中心だったため、どういう内容のことが問われたのかという正しい解答は記憶に強く残っているのですが、それ以外のダミー選択肢までは正確に覚えていないという事情があります。 探せばどこかに問題はあるような気もするんです。問題冊子に使われていた図は画質が少し粗かったので、恐らく何かから流用しているのだとは思うんですよね。 ただ、択一式の割にはそこそこ面倒くさい計算問題も混じっていました。 将来、もし仮に出典を見つけたらもう少

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File:030 専門教養(学力筆記試験)

今回の内容は、再現性は低めです。 しかも、難易度は少し高め(少なくとも学校名の割に)だと思います。 この学校が求める人材ってそんなに高いのか?と思ってしまったというのが正直な感想です。 試験場で、試験監督の先生が答案用紙を回収して回る際に、私の後ろの席に座っていた方の答案用紙の裏面がちらっと見えてしまったのですが、白紙回答でした。 用語や定数などを拾って検索をかけても近い大学入試問題が見つかりませんでした。ただ、過去に類題を問いたことがある問題も混じっているため、何か

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File:031 小論文試験

今回ご紹介する学校の小論文試験は、個人的にはこの学校を嫌いになるには十分でした。 本当に些細な表現だったのですが、白紙解答で提出してしまおうかとか、途中退出をしてしまいたいという衝動に駆られてしまいました。 そのため、その部分しかほとんど覚えていなくて残りの問いかけの部分があやふやになってしまっているのが正直なところです。 出題文の何が気になったのか気になる方は、大変恐縮ですが、記事を購入の上ご確認いただければ幸いです。 このせいで、問題文が全然記憶に残っていなくて、

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