小さな事故が事件に変わるまで(1)一般市民の民事裁判初体験記【2】自転車は空を飛ばない
2017年10月4日(水)
隣のY氏より、在宅していたうちの娘に一報があった。ピンポン鳴ってドアを開けた娘に向かってY氏はこう言った。
「(自分の車の)ドアを風にあおられて、(お宅の車の)ドアに当ててしもうた。ごめんな。修理代は払うから言うてな」
娘はそのあと、仕事に出かけないといけなかったので、妻の耳に入ったのはその日の昼頃。私が知ったのはその日の夜であった。妻も私もその夜に車両の状態については、確認することはなかった。翌朝、車を見てみると、確かにハッキリ分かる傷があっ