見出し画像

『本のある生き方』 アストック・サロン講演資料 2015.09.18 【転石庵茫々録】

アストック・サロンという小さな勉強会が、月に1度、原宿の千駄ヶ谷区民会館で10年ほど前から開かれています。

『最初は「日本文化の追及を基本として、明るい未来をみんなで創造する」といった共通テーマで行われましたが、次第に発表内容が進化して「人間の探検と探究」あるいは「日本人の可能性」「日本文化の再発見」といった内容に移行し、さらに「道を求める」すなわち「求道」というテーマへ移行してきました。』(機関誌「SHINKA」創刊号2020.01発行より)

「人間の探検と探究」というテーマあたりで、お声をかけていただき、2時間ほど時間をいただきました。哲学者の木田元先生のことばに、「自分の好きなものをやってゆくと、物事の深みがわかるようになる。」とあり、その趣旨に従って、私の好きな「読書」をテーマにしてみました。

大雑把に3部構成で、第1部は、読書の私的歴史(Ⅰ、Ⅱ) 第2部は、水村美苗さんの著書を媒介にして、今読書できるリテラシにかかわる近代日本語の成立について(Ⅲ)、第3部は、私の読書方法のひとつであるベースキャンプ的読書方法について(Ⅳ)、です。そのほかに付録があります。

スピーチ前提の資料なので、かなり簡略化した資料です。興味のある方はどうぞ。時代劇小説の歴史(Ⅱ)あたりは、もっと書いてみたい気もしています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?