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テンポス役員の諸君、頭を切り替えよう!

27年前、テンポス創業時の話。

テンポスバスターズの創業者であり、現社長である森下篤史は今から27年前、「Kyodo」という社名で食洗機を製造、販売しながら、ある日「これからの時代はリサイクルだ!しかも厨房機器でやろう」とひらめいた。
さっそく全国を周り28のリサイクル会社を訪問したら、リサイクルはビジネスとして儲かることがすぐにわかった。しかし、リサイクル会社の経営者たちは、ゼニの使い方を知らなかった。ある経営者はベントレーを乗り回し、ある人はフィリピーナに貢いていた。しかし森下篤史は違った。儲けたゼニはすべて新規出店に使った。多店舗展開しよう!と人々が考えたときには、時すでに遅し。テンポスは全国展開し業界内で圧倒的な地位を築いていたのだった。

出店攻勢で250億から500億へ、アナログで圧倒的なシェアを取る

現在、テンポスグループの厨房機器の売上は250億。マルゼン、タニコーが約500億、次いでフジマックが400億。北沢産業などは新しい取り組みなどやらず10年間170億程度をさまよっている。そこでテンポスは店舗数を120店まで増やし

500億を目指している。マルゼン、タニコーに次いで厨房機器業界で第三位になろうとしている。

テンポスバスターズ新宿店

経営資源をどこにつぎ込むか、テンポスはWeb戦略を徹底的に実施する

今、ネット通販の業界トップはアマゾン・ジャパンで売上3.2兆円。では2位はどこか?それはジャパネットたかたである。TVでモノが売れるとなれば外注することなく自前で佐世保にTV局を作り、自分たちで商品の売り方を考え、自分たちで情報を発信して商品を売りまくった。こうすれば売れる!をつかんだジャパネットたかたはネット通販にも進出して売上を2500億まで伸ばしている。

伸びていく会社は経営資源を新しいこと、新規事業につぎ込む。テンポスは情報発信に注力した。

Web集中作戦、情報発信をいままでの10倍する計画を立てて、実行した。

しかし、何も変わらなかった。

前年対比みたいなスピードでやっていたのでは、Webの世界では通用しない。

Web戦略室室長 中川真一氏

そこで、今回「シャワー発信作戦」と命名して実行に移すことにした。Web戦略室の中川室長には100倍の次は1000倍。これくらいの情報ビッグバンでやらないと変化を起こすことはできないと檄を飛ばした。しかもこの「シャワー発信作戦」はWeb戦略だけに留まらなかった。(つづく)

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