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14歳でイギリスに単身留学したら色々あったよ☆というお話 第6話

(第5話はこちら)
学校の授業ですが、まあ普通の中学の授業内容。違うのは、やはり英語の授業は、現地人と留学生とで別れていました。

まあそりゃそうですね。

留学生の英語クラスも、レベルによって3~4つ位に別れていて、ほとんどのアジア人の留学生は語学学校のステップを挟まずに入学してるので全く英語喋れない子が多く、半年間語学修行をしてからの入学となった自分は確か1〜2番目のクラスでした。

そのクラスは、やっぱり中国人香港人多かったですね。

これは幸か不幸かわからないですけど、やっぱり異国から出てきて入学して不安な所に教室行ったら自国の人がいっぱいいるとどうしてもそこだけで固まっちゃいますし、自国語で喋っちゃいがちですよね。

中国人は特にそういうシーンを多く見たような気がするし、そのせいでいつまでたっても英語がおぼつかない生徒がいっぱいいました。まあ気持ちはわかるんすけどね。

その面、日本人はあまりいなく、たまにいてもあんまりつるまない習慣の様なものがあったので。。。まあたまに日本語で喋りたいときもありましたけど。

で、Language以外の授業。当たり前ですが物理も科学も歴史も地理も数学も全て英語での授業。

最初はチンプンカンプンでしたけど、やる内容は中学生程度の内容なので(あー、なるほどこれはこういうことね)とか、(因数分解てFactorizationていうのね)

とか、色々英語がわかるにつれて合点がいくというか。現地のクソガキどもが騒ぎ立てる教室の中、フムフムしてました。

日本にないところでいうとギリシャ歴史ていう必修授業がありましたね。多分イギリスの義務教育ではどこでもあるんじゃないかと。ギリシャどころか、歴史に全く疎い私は結構苦痛な1コマでした。

体育は、確かシーズンごとにやるスポーツが変わる形だったような。サッカーばっかりやっていたかったんですけど、サッカーは確か雨振った時に体育館でフットサルやるだけだったような。

日本じゃまず体験出来ないホッケー、水球、クリケットが授業に入ってましたね。水球選手とか、マジ尊敬します。半端ないあれ。死んじゃう死んじゃう。

ホッケーもね、多分やった事無い人ばかりだと思いますけどあれスティックの片面でしかボール触れちゃ行けないんですよ。

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それでボールを左右にコネコネするドリブルなんすけど、これがまあむずい。

イギリス人は多分小学校の体育でも授業に入ってたりするので、もうみんなそこそこ出来るのでどうしても両面使っちゃう俺は完全に呆れられてました。



長袖、長ズボンでプール


んで、、、、、やはりイギリスでの学生生活を語る上で欠かせないのが

軍隊訓練。

これは別に俺がいっていた学校が特殊でもなんでもなく、おそらくイギリス国内どこの学校でもあるカリキュラムで。日本人だろうか、アフリカ人だろうが、学校にいる生徒はみんな必須でした。

最初は簡単なものでした。Drillと呼ばれる、整列、行進の練習。

長官の(しゃいやー、、さっ!はっ!)みたいなので3列くらいの軍隊がバッ!バッ!てなるやつあるじゃないすか?あれです。(伝わる?w)あとほふく前進ね。

銃の仕組み、構え方、模擬弾射撃あたりの授業は結構楽しかったす。

ただ、その授業の際は教官が高学年のMARINES、いわゆるガチ目の軍人だったんですけど学生とは思えない身体と眼光を持った、

フルメタルジャケットにでてきそうな感じのw

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その軍人に、(構え方が甘い!)とか(戦場だったら死んでんぞ!)とかいわれてました。いい経験ですww


んで、上記でも触れましたけどMARINESについて。軍隊訓練の中でもグレードがあって。もっとガチで軍隊訓練を受けたい人はテストを受けます。それにパスするとMARINESとなり、更に本格的にトレーニングをする本格的な軍人への道が始まるわけですが、、、

あ、MARINESて別に海軍て意味ではないのです。いうならばスーパー軍人て意味なのです。


で、周りのイギリス人たちは結構受けたがるやつが多くて。(明日朝6:30にテストだって!テンペイはどうする?うけよーぜ!)みたいな感じだったので

ちょっと面白いし、そしてなによりウケるな!wと思って。MARINESテストを受ける決意を固めたのです。


そして翌朝、








寝坊して無事終了




いや、だって朝早かったんですよ。。。。。6amとか。

まあでも、後々みるMARINESの軍隊訓練を見て入んなくてよかったな、て思いましたw


で、MARINESではなくともやはりグレードというか階級があってその中でMARINESのちょい下くらいの階級のテストを後日受けました。

そのテストの内容は、




早朝に長袖、長ズボンの衣服をまとい

水深4メートルくらいのプールに落とされ

手足をバタバタさせ

5分間、水面に顔を出し続ける


といったものでしたw

約20名くらいの生徒が衣服を着て水中でバタバタしているその光景は

客船が海上事故で沈没したようにしか見えず

俺も手足バタバタしながら

遠い異国で俺は何をしているんだろうか

と思ったものです。


その5分間もなんとか終わり、名前忘れましたが、なんちゃらという階級の軍人となった私を次に待っていたのは


野外軍事訓練

ここまでで既に色々な経験をしてきた当時15歳の自分でも、暖かい寝床があり、食べ物があり、幾ばくかの安心出来る時間が生活の中にある上での色々でしたが、



次に待っていたのは、

泥水と、

風で飛んでいくテントと、

肩がちぎれそうな20Kgのバックパックでした。


次回、(コンパスと地図とレーションと)に続く


すいやせん!引き続き予告同じす!w

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