妖精
徒歩圏内ではまだ観られないものの、仕事で島のすみずみまで走り回っている夫からは「もう咲いてるよ!」と教えられ、今年も会ってきました。おおげさにいえば「私のために咲いてくれてありがとう」な気分。昼咲き月見草です。
なんと可愛い花だろう。なんと可愛いピンクだろう。この花が見えただけで私はふわぁっと幸せな気持ちになります。雑草だよと言われても。
数年前までは橋のたもと一面を覆い尽くすほどに咲いていたのが少しずつなくなって、今では群生地と呼べるところはほとんどなくなってしまいました。それでもほんのすこしでもわき上がるこの幸福感。ありがとうありがとう。ことしも春をつれてきてくれました。妖精のよう。私も好きなシシリー・メアリー・バーカーさんという妖精を描かれるイラストレーターさんがいらっしゃいますが、その方が描かれたらどんな姿だろう。想像しただけで嬉しくなります。
日曜日なのに夫が午前中仕事、だからその時間を私はみっちりやくそくの回収。物理的に間に合うかどうかわからないけど期限までに終わらせると決めたことがあるのでとにかく真面目に取り組んでいます。
雨風の強い、寒い午後となり、潮の時間にもあってなかったのでチラッと1ヶ所だけ浜に行ってみたけど、思った以上に荒れてて夫も私も靴下ビッシャンコになってしまった。
撮影はしなかったけどちょっと奇妙で不思議な風景がひろがっています。二週間前ぐらいから。
貝殻がシーグラスなどと共に打ち上がる時というのは、色がさめてて少しマットな質感になってて、生きてる貝の色ではなくなっています。それが鮮やかな色のまま、ある種類の貝が打ち上がっている。異常な数です。
もしかしたら軽石の影響かもしれないね。最初はそう思ったんだけど、二週間以上になるけど臭くはない。だったらこれ、中身だけ取って殻だけ棄てに来た人がいるのかな?だけど一度茹でてあったらこの鮮やかさはないはず…うーん、不思議は増すばかり。しかも、何年も通ってるけどこの浜でこの貝を見かけることは、まずない。埋め立てや橋の建設などで海流に変化が起こり、獲れる魚が変わることがありますが、ここ最近はこの浜の側ではなにも起きていません。何のお知らせだろう?
さあ、あともう少し。できる限りのことをやろう。タイムリミットまで。
折しも3月の終わり。清々しく4月を迎えたいです。
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