秋のはじまり

立秋を迎えました。秋の入り口。
『とは名ばかりの』と言われる暑さはもちろんあるのだけれど、それとは違った、例年とは違った感覚があります。
夏土用はあらゆる意味で浄化、浄化の19日間となりました。そしてそれが土用期間内で完了できていない感じがあります。
『今日から新鮮な気持ちで 』
『心機一転』
といきたいところだけれど、そうスパッと切り替われないグラデーションの日々を生きているわけなので、そのあたりはゆるめに捉えていこうと思います。

12年前の今頃とおなじような体感があります。それをART in YOUのご主人にも話しています。ご主人は12年前にこの島へ移住され、私はその1年後だったこともあり、当時の心境や島の状況(忌憚なく言うと、もっといいところだった)についてなど、いろいろシェアしています。

12年、干支のひとめぐり。木星のひとめぐり。ついでに言うと私は前回同様、天中殺の真っ只中。
この12年のあいだに取り組んできたあらゆる課題が、形をかえて新たな問いを投げかけてきているような感覚があります。個人的なこともそうですが、どちらかというとこの島、この土地に対して。

外から来た人のわりに深く関わらせていただくことの多い祈りの場面。ご主人もまた、もっと深い関わりをお持ちです。
『祈り』について何か、よそから来た者にできる何かがあるようにも感じます。これは急がずに、丁寧に。


12年前の今頃、私はあらゆることを諦めていました。沼にはまって動けないでいました。『よく言えばニート』、みたいな感じでした。何もなくなったすっからかんの状態で一人暮しの部屋を引き払い、実家の世話になり、毎日をグレーな気持ちでどんより過ごしていました。

それと今がおなじ体感って、何だかうまく説明できないのですが、『なにかに出会う前』な感じが似ているのです。ART in YOUさんでの活動はまだほとんどがソロですが、この空間に出会えただけでも私はめちゃめちゃラッキーです。そのうえで、『なにかに出会う前』な感じがしています。

ひとめぐり、は 堂々巡りとはちがいます。ひとところをぐるぐるしているわけではないということを感じられる『おなじ体感』をもって、秋を歩いていきます。

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