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手のひら先生の高麗手指鍼療法 15 原因不明のお腹の痛み


人生には様々な痛みがあります。中には趣味で痛いことを求めるなんて言うのもあったりして、人間だけでしょうねこんなの。
でも誰でも困るのが原因が分からず、いつやってくるか分からない痛みではないでしょうか。


今回はそんな痛みの中でお腹の痛みをお話しいたしましょう。

原因不明のお腹の痛み

なんとなく痛むものから激痛まで、毎日やってくるものから年に1度大きく痛むものからお腹が痛くなります。そこで病院で検査をします。血液検査からMRI撮影をしますが、まったく問題ないと原因不明と診断されます。

でも痛みが消えないので鎮痛剤を処方され、様子を見ましょうということになりますが、ほとんどの場合経験豊富な医師であれば、これは癒着の痛みであろうと推測が可能なようです。

過去の手術経験の有無

そこで手術経験の有無を聞くそうですが、何十年前の手術が今の痛みの原因になっているとは判断できないようです。もしそれが手術から2,3年以内で、手術した病院でなければ「腸の癒着でしょう」と診断されます。もし手術直後の担当医なら、「腸が癒着して痛みが起こっている」とは言えないのでしょう。

なぜなら昔とは違って患者の権利意識が高くなっていることで、下手に癒着の痛みなんて言ったら大変なことになるのではないでしょうか?

「先生治してください」と言われても治す方法がありません。手術は患者を助けるために行ったのですが、その手術によっておこる腸の癒着は必然に近いものです。

もし腸の癒着を再び開腹手術をしてはがしたとしても、3~6か月以内に再び癒着するはずです。そこで優秀な医師ほど開腹手術は行わずに、せいぜい鎮痛剤を処方する程度にとどめているのです。

手術後に起きる腸の癒着は、直後に起きるだけではなく何十年経過しても、突然起きることもあるようです。そして治療法がないため何年も苦しむことになります。

では昨今技術がますます進化し、患者負担が少ないと言われている内視鏡手術があります。今までは1週間以上入院が必須でしたが、2,3日で退院できることにもなっているようです。しかしいかに内視鏡手術とは言え、切るという事が体に与えるダメージは大小の差は変わらないと思われます。

予防策はないのか?

手術後の腸の癒着が増えたのは戦後のことでした。おそらく手術が飛躍的に進歩し回数が増えたために、手術後の癒着も増えてきたのでしょう。大学レベルでの疫学調査が行われましたが、結局原因不明と言う結果に終わりました。後で述べますが原因は免疫度の低下だったので、後追いでは分からなかったのでしょう。


発症原因が分からないのに予防策はありません。今まで対策が考えられたようですが、未だ決定的なものはありません。今は漢方薬や乳酸菌製剤などで腸の負担を減らすものが考えれれていますが、効果は少ないようです。

原因と治療法

私の先生は韓国人の先生で有名人の方が日本に招聘され来日されました。末期のがん治療を治したとテレビで紹介されました。高麗手指鍼と言う新しい鍼を受講することになりました。将来的にはがん治療もできたらぐらいに考えていたのですが、先生の治療の本質は気の運用でした。習得するのは難しいと考えましたが、将来がん患者も見る機会がある時に備え、独自に既存のツボを使って免疫を上げる方法を考えました。

癒着の患者を治療することがありましたが、最初から簡単に完治させることが出来ました。その後訪れる患者さんが治療回数は異なりましたが、全員完治させることが出来ました。この成果は高麗手指鍼が秘める効果が治していると考えていました。

ある時来た患者さんが「高麗手指鍼治療を受けたのだが、まったく癒着は治らなかった」と来院しました。そこで過去の癒着患者のカルテを検証しました。そこで分かったのは免疫を上げる方法をすべての患者に治療していました。そのことで腸の癒着が治っていたことが証明されたのです。

そのことによって手術後の腸の癒着が起きる原因も証明されました。手術によって免疫が低下し癒着が起きるのです。

因みに韓国で行われている高麗手指鍼治療で腸の癒着を治したという症例発表は見たことがありません。

腸の癒着治療は少ない回数で完治する

鍼治療の基本は経絡調整を行う事と免役度を上げることです。さらに3か月程度温灸をすることで体調を整えることを勧めています。20年前癒着患者をに治療を始めた頃は、手術が30年前40年前であったなら、30回40回治療をしていました。

現在はそのような方がいらしてはいないのですが、ほとんどの患者さんが10回以下の治療回数で完治しています。

まとめ

1 手術後の腸の癒着は手術に伴う免疫度の低下で起こる。
 高麗手指鍼で治療しても治せない
 手のひら先生の高麗手指鍼療法で免疫度を上げ経絡調整をすることで完治できる

実は非侵襲的(手術ではない)でない方法で手術後の腸の癒着を完治させる方法は、「手のひら先生の高麗手指鍼療法」しかないようです。


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。