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妹のパーキンソン病治しましたが、それが何か? その2 手のひら先生の高麗手指鍼療法 17


この騒動が終了すればすべての社会活動が変わると言われています。鍼灸界も大きく変わるとでしょうね。そんなことを考えながらそれではどうしたら良いのか?
もし悩まれているような方がいらっしゃっているなら、参考にしていただけたらと思います。

鍼灸の道は二者択一

今回のことに限らず鍼灸の道は二つしかありません。一つは病院でも治すのが難しい病気を治せるか、いま一つは腰痛肩こり癒しを行う従来の道を進むかです。どちらの道も険しいことに変わりはないのですが。

さらに就職を目指すのか、開業を目指すのか。

それぞれが夢に燃えて入学したはずなのに、1か月もしないうちにその夢が萎んででしまうのはなぜでしょうか?

高校卒業とともに専門学校に入学する若者なら、病院などに就職する道もあるので少し先は開けているかもしれません。

鍼灸の道

鍼灸界は一般社会の中にあるのに、その実態はほとんど知られていません。しかし目にするのは自宅で治療院を開業できるし、視覚障碍者でも開業しているので良さそうに見えることです。
そこで思い切って転職を考え始めるかもしれません。

20年ほど前は鍼灸師になるにはどうしたら良いのでしょうか、と言う質問には単に学校の紹介と卒業すれば資格が取れますよと答えがほとんどでした。
それが10年前は給料も少ないからお止めなさいという否定的な回答に変わりました。結婚しているならなおさらですよ。

先程Yahoo 知恵袋を見ましたら、いまはもっと辛辣な答えがありました。8年ぐらい前の回答以ですがそれだけこの業界が疲弊してるか、根本の問題が存在しているのでしょう。

とは言えもう学校に入っていたらどうするのか?問題はそこにあります。今回そこに視点を当てながらこの業界で生き残るために、私の経験から治せる鍼灸師になるための道を探しましょう。

新1年生 明るい未来の夢が萎む

「将来開業を考えている方?」と先生に言われ、全員が「はーい」と手を上げました。

私は「いやいや、定年になったら暇つぶしか手慰みなんだけど」と思いながらもつられて挙手する羽目になりました。

1か月2か月経過すると1年生と上級生の交流が始まります。私は夜間クラスで仕事がありましたので、やっと始業時間に間に合う毎日でした。ところがアルバイトや早く仕事が終わる生徒が来て、昼間の生徒と交流が始まるのです。

すると情報交換の中からとんでもない世界に飛び込んだことに気が付くのです。開業なんて夢のまた夢で、卒業後開業できるのは30名のクラスで立った1人しかいないというものでした。

もう亡くなってしまいましたが、高齢の先生がアドバイスくれました「君たちは年も行ってるし就職できないだろうから、卒業したらすぐ開業しなさい」

確かにグッドアドバイスなのですが、卒業しても鍼やお灸を使いこなせないのが今の鍼灸学校なのです。資格を取るために学ぶのが鍼灸学校です。治す方法を学ぶにはどこかで努力をしなけえばなりません。
この道あの道があるから進みなさいと言ってくれればよかったのでしょうが、誰にでも当てはまるこの道はないのが鍼灸の道なのです。

私はまず鍼灸界を知ろうと考えました。

そこで考えたのが、東洋医学関係の書籍を扱う書店調べでした。いまならネットで簡単に検索できるのでしょうが足で探すしかありません。上級生からの情報もありましたが、まず足で探しました。

神保町の古書店、裏道にある書店も隅々まで歩きました。東大赤門前にある井上書店には良くいきました。懐かしい代々木ゼミナールの看板を見ながら、中国関係の書店も歩きました。

本屋探しが一段落した後は道具やめぐりでした。まだ手造り鍼が全盛でしたので、目白 荻窪、荻窪では言ったラーメン屋が旨くて、後で調べたらめったに入れない名店でした。そこから歩いていくと知った表札が目につき、あの教授はここに住んでいたのだと変に感激してしまいました。

どこの業者も民家を改造していて、確か住所はここなんだけれどと、ぐるぐる2,3時間も歩いたことがありました。

その経験がこの世界のすべてを知るわけではないのですが、少し前に歩き始めた思いでした。

身体に刺す手作りの鍼は銀や金、いまは主流になっているステンレス製があります。

鍼メーカーは鋳造所に独自の鍼の柔らかさなどを出すために、錫などの配合を指定するそうです。1つの金属の塊で1万本は作られるそうです。先生方の要望を聞いて配合を少し変えるのですが、すぐクレームが来ると言っていました。あれから20年は立つ今、ステンレス製の機械つくり全盛の今はそのようなことはなくなっているのではないでしょうか?

朝7時に起きて仕事に行き、特急電車に乗って歌舞伎町の学校で11時過ぎまで学び、帰って寝るのは午前様でした。

あんな虚弱な体で良く体が持ったものでした。最も夏休み前には疲れで首が回らなくなりましたが。


私のホームページはこちらです。「手のひら先生のリウマチ相談室」


次の本は「手のひら先生スタイルの高麗手指鍼療法」がどのようにして生まれたのかを書いたものです。
他の鍼灸書のようにこのツボを使えば治るというような本ではありません。手のひらのツボのことや治療法については
「高麗手指鍼講座」柳泰佑著 たにぐち書店 刊 日本語訳がありますのでご覧ください。鍼灸は見たり読んだりしても身につくものではありません。

一般の方には病気を治す鍼治療とはどういうものか理解できるように書いてあります。さらに私なりの簡単自律神経調整法を図解しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。