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写真撮影を終えて

Noteの更新が途絶えておりました。夏休みだったということにします。

先週の土曜日は芸人さんを呼んでの、写真撮影、動画撮影会を行いました。

プロのカメラマンをやっているYCAの同期が実際に仕事で使っている撮影機材を借りてきて写真撮影を行ってくれました。

その同期はとてもカッコよくて、憧れの一言でした。

高校生の頃の藤井は芸人(正しくは言葉(特にテレビ)で笑いや感動を生む人)になりたいと思っていました。

でも、社会が敷いたレールというのはネオジム磁石ぐらいの強い引力を放っており、芸人なんてどうせ無理と普通に諦めました。

「自分が人々を笑顔にする?どうせ無理無理。」

人間とは恐ろしいことに、思ってもいないことでも、社会のレールに従うという大義名分のためなら、本当に自分がそう思っていると錯覚できるものです。本当に自分でもそう思っていると思い込んでいました。環境って怖いね。

そんな私から見たら、カメラとストロボだけであんなにもたくさんの笑顔を作り出している同期はエンターテイナーそのものでした。

しかも、あのたくさんの笑顔を作っていたのはカメラの技術だけでないということが「エジソンは偉い人」ぐらい明白でした。

全力のニコニコ笑顔や、本気でその場を楽しむ力、少しでも良い写真を撮ろうという心の底からの誠意、大好きな芸人さんたちへのリスペクト。

それら全てが完璧な化学反応を起こしたからできた最高の笑顔空間でした。

なばなの里ぐらい、たくさんの笑顔が咲いていました。

羨ましい。

たくさん勉強して、場数を踏んで、ようやく今があることは分かっているが、こんなにもたくさんの笑顔を作り出すのか。

そして、私が進みたいと考えているエンタメやデザインといった世界はこんなにも素敵な世界なのか。

それを同期から教えてもらいました。

カッコよかったなー。





笑顔だらけの本当に素敵な時間だったのですが、撮影はめっちゃ忙しかった!

ホントにフル稼働でした。

まず、少しでも使える映像を増やしたいと思い、芸人さんが部屋に入られる瞬間や出ていくところ、鏡を見ながら髪の毛をセットしているところなども撮影。

一通り準備が完了したらまず、写真撮影から。

本当にプロの撮影技術は凄くて、一枚撮って確認するだけで、

「うわっ、これめっちゃ良い」「めっちゃカッコいい」の連続。

もっと言うと、芸人さんが来る前に生徒や事務局の方とでテスト撮影している時からもう既にこっちはテンション爆上がり。

写真が持つ力って凄いなー。



そして、一つ忘れてはいけないのが、チーム全員で盛り上げにいったということ。

芸人さんが究極にノリがよくて、めっちゃコッチの要望に乗ってくれたことや、ボケまくってくれたことはもちろん最高だった。そのおかげで盛り上がった!

でも、それだけじゃない!

俺たち全員が全力で盛り上げにいった!

これはもう胸を張って言える。

本気でその場を楽しんだ。

今いるこの場所がこの地球上で1番幸せと笑顔に満ちていると信じきって全力で楽しんだ。

「これめっちゃ良いーーーー」

「めっちゃかっこいいーーー」

を何度も大声で言った。

こうなった藤井はもう誰にも止められない。

同期から若干笑われようが、何と言われようが、ポジティブな言葉を大音量で言うことに徹した。

そして、もちろん

「あーーりがとうございまーーーーす!!!!」

もいつもの5倍マシで叫んだ。




おかげで心のエンジンがかかりまくり。

次から次へと、口が動く、手が動く、足が動く、脳が動く。止まらない。

少しでも学園祭のOPV(オープニングビデオ)に使える映像を増やすために、芸人さんたちにいろんな動画の撮影をお願いしたのだが、次から次へとアイデアが止まらなかった。

良いアイデアか悪いアイデアかなんて考えず、とにかく何が何でもよいから、動画素材を撮りまくった。適当に撮ったという意味ではないよ。

芸人さんたちのサービス精神ももちろんだが、こちらの熱意が伝わったのもあってか、芸人さんたちは毎回お願いした以上のパフォーマンスをしてくださった。

ところが、午前に2組の芸人さんを撮影し、夕方に6組の芸人さんたちを連続で捌いた後の、夜の時間帯の最後の2組は、人の数が少なくなって静かになってきたことや、みんなもう疲れてきていることなどもあって、良い動画を撮ったというよりかは、アイデアを絞り出しただけ感が否めなかった。

これは良くない。

でも、周りにある小道具は全部使ってしまった。動きのパターンも何がこの二組に合うのかや、まだどんなパターンが残っているのかわからない。

そこで、他の人の脳みそを借りることにした。その最後の2組それぞれ(コンビA、コンビBとする)に、こうお願いした。

「コンビAさんが、コンビBさんにやってみてほしい動画と
 コンビBさんが、コンビAさんにやってみてほしい動画を
 撮らせてもらっていいですか?」

これがとても良かった。

教室はもうなかなか静まり返ってきていたが、お互いをよく知るコンビ同士(NSCの同期同士)で考えた動画は、静まり返った教室を最後に一盛り上がりさせてくれる最高に面白い動画だった。疲れ切った自分の脳みそでは絶対に思いつかないことだった。

自分一人で全て何とかしようとするのではなくて、自分のアイデアが枯渇したから、すぐに他の人を頼るということができたのは良い判断だった。

今後も、自分の力でできることと、誰かの助けが必要なことはしっかり見極めて、助けが必要なときは全力でお願いして、助けを借りに行くという風にしたいと思っています。




今回、たくさんの素敵な動画と、プロの技術が詰まった写真を撮影して、今が自分の "人生の勝負所" だと思いました。

撮影した素材たちを使えば、映像制作技術さえあれば、きっと素敵なオープニングビデオを作ることはできるはず。

頑張って周りの期待値を超えるような映像を作って、確かな実力と実績を身につけるかどうかは、今後のYCAでの活動や人生全体において絶対に大きく影響してくる。

最近でこそ、藤井君のNoteを楽しみに読んでいるよ、などの声をいろんな人からいただくので、このNoteが少しは誰かの力や元気になれているのかなとも思えています。

しかし、藤井はまだまだ誰の力にもなれていない、誰も笑顔にしていない、無力な人間です。

藤井は事務処理能力やマルチタスク能力、指示内容をすぐに理解してテキパキ行動する能力、自己管理能力、PCスキル、などの能力においてホントにダメダメな人間です。

でも、とにかく頼られたがりな人間です。頼られるとすごく喜ぶし、すごくその人を好きになります。頼ってくれる人はみんな好きです。

就活の相談とか、フォトショでの人物の切り抜き方とか、動画の書き出しの仕方とか、そんな些細な、他の人なら自分で調べろよって言うかもしれないことでも、頼られると猛烈に喜びます。

だから、この学園祭のOPV制作を通して、大好きなYCAの同期のみんなから動画制作のことなら藤井に聞こう、デザインのことなら藤井君に聞いてみよう、と言ってもらえるような人間になりたいと思っています。

自分よりも能力が劣っている人間やイエスマンばかりを自分の周りに集めて、自分が頼られるような環境を作りだす人間にはなりたくないので。

(そういう大人ってめっちゃいっぱいいるけどね。きちんと自分と向き合って、自分のダメな部分も理解したうえで自分の能力が発揮できるような環境を作ったカッコいい人ではなく、たまたま運よく自分に都合の良い環境にいるだけの大人。特にエンタメ業界にはそういう人って多いかも。)

最初は頼られたいという理由であったとしても、そのために全力を賭して、お客さんが喜ぶ最高の物を作ることができたら、それはきっとイベント関係者やその周りの人からの自分自身の評価を上げることにも繋がり、仕事やキャリアにも繋がるとも思っています。




人生の勝負所というのは、私だけではなく、おそらく多くの同期にとってもそうなんじゃないでしょうか?(違うかもしれません)

人生には必ず勝負所というのがあって、そこを取るかどうかで人生が大きく変わります。

私はこれまで、ずっと勝負所を取り逃がしてばかりの人生でした。

それに、今が勝負所だと認識できる瞬間がそもそもあまりありませんでした。

強いて言うなら、大学のボート部で何度か勝負所があったぐらいかな。それも全部取り逃がしています。

やっぱり戦においても、革命においても、スポーツにおいても、ありとあらゆる分野において勝負所が大切です。それを1つ取り逃がすかどうかで全てが決まってしまうこともあります。

歴史に名を残すような軍師(孫子、黒田官兵衛、諸葛亮孔明、カストロ議長など)も必ず攻め入る時に一気に攻め入って戦や革命に成功しています。

スポーツにおいても、テニスマニアだけにわかる例えをしますが、2011年の全米オープン準決勝のフェデラーVSジョコビッチの試合はどう考えてもフェデラーが勝つと思われたけど、マッチポイントまで追い込まれたジョコビッチが負けることを覚悟で完全に無心で放ったリターンエースたった一発をきっかけに一気に大逆転した試合とか有名です。ウルトラグレートスーパーフェデラーファンの藤井は、それはそれはジョコビッチが憎かったです。笑



話が逸れてしまいましたが、今回の学園祭は私たちにとって物凄く重要な戦です。

勝ちましょう。私たちなら絶対に勝てます。

勝った負けたの判断基準はたった2つ。

お客さんが喜んだかどうかと、自分が勝ったと思えるかどうかの2つだけ。

もちろん、その前にお客さんを呼ぶという戦いにも勝つ必要がある。

できることは文字通り全てやりましょう。協力し合えることは全て協力しましょう。

やれるだけやって、もうこれ以上は無理と言えるまでやり込むドM根性発揮して、本番の1秒前まで、勝つ確率を0.1%でも上げましょう。

がんばるぞ!!!



(学園祭本番まで残り19日。)

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