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テニス上達メモ054.“have to”か“want to”か? 2024年は「やらなきゃ!」人生が「やりたい!」人生へ切り替わる年に

 プレー中の思いは、「動きたい!」「打ちたい!」でしょうか?
 
あるいは「動かなきゃ!」「打たなきゃ!」でしょうか?
 
結論から言うと、つねに「動きたい!」「打ちたい!」でいるのが、テニス上級者です。
 
動かなきゃ!」「打たなきゃ!」でいるのが、テニス初中級者です。
 
つまりテニス上級者は、「したい」の“want to”モード
 
テニス初中級者は、「しなければならない」の“have to”モードです。
 
この違いは、どこから生じるのでしょうか?
 
これも結論から言うと、「ボールにだけ集中しているか」、「いろいろなものに意識が分散しているか」の違いです。
 
テニス上級者はつねにボールにだけ集中しているから、「動きたい!」「打ちたい!」の“want to”であり、テニス初中級者はいろんなものに意識が分散しているから、「動かなきゃ!」「打たなきゃ!」の“have to”である。
 
そうなる理由を理解することで、だれでも「動きたい!」「打ちたい!」の“want to”を感じるテニス上級者になれます
 
いえテニスだけではなく人生も、日々の生活が「やりたい」の“want to”で満たされるQOLの向上をかなえる話を後述します。
 
仕事でも、いろんなものに意識が分散していると、途端に「やらなきゃ」の“have to”モードに陥ります。
 
たとえばプレゼン用の資料を作って、クライアントにアポイントも取って、溜まっているメールの返信もして、交通費の精算もして、となると、「今日中に、こんなにものタスクをこなさなければ!」の“have to”モードになる
 
一方で、スマホでもイジれるのであれば話は別ですが、「やることがなくてヒマ」すぎるのも、仕事のツラいところ
 
そんなときにひとつだけタスクがあると、「やりたくなる」“want to”モードの出番です。
 
プレゼンの資料を作る、たったひとつのタスクに取り組むのみ
 
「作らなきゃ!」から「作りたい!」へとモードチェンジするから、集中力が上がるし、その結果、仕事の完成度も上がるに違いありません。
 
つまりテニスでいえば、ボールにだけ集中すると「動きたくなる!」「打ちたくなる!」の“want to”モードだから、集中力は上がるし、その結果、プレー パフォーマンスも上がるというわけなのです。
 
本来テニスは、「動きたい!」「打ちたい!」の“want to”なはず、ですよね?
 
なぜなら、楽しむために始めたテニスなのですから。
 
義務でやらされているわけではありません
 
なのに、なぜ、本来の“want to”モードから“have to”モードへ、いつのころからか切り替わってしまったのでしょうか?
 
フォームを矯正&強制されるからです。
 
いわゆる「ヒザを曲げろ!」「手首を固めろ!」「腰を回せ!」のタスクで、やることだらけになります。
 
これらにあなたは、「やりたい」の“want to”を感じるでしょうか?
 
「ヒザを曲げたい?」「手首を固めたい?」「腰を回したい?」
 
いやいやいや、いやいやいや。
 
本音は「ヒザを曲げなきゃ!」「手首を固めなきゃ!」「腰を回さなきゃ!」の“have to”になっているはずです。
 
そうすると、やることが多くなりすぎて、「動きたい!」「打ちたい!」本来の思いは、どこへやら?
 
ボールに対する集中力が下がって、その結果、パフォーマンスも下がるというわけなのですよ。
 
テニスを“want to”で考えた場合、このようなフォーム矯正の話は、絶対に出てきません
 
ご自身の“want to”は決して、「ヒザを曲げたい!」「手首を固めたい!」「腰を回したい!」ではないはずだからです。
 
だからプレゼンもアポも交通費精算もとタスクが多くなりすぎて嫌になるのと同様に、本来の「動きたい!」「打ちたい!」が、「動かなきゃ!」「打たなきゃ!」の義務になった
 
人生もそうですけれども、“want to”で日々を満たすとQOL(Quality of life「生活の質」)が上がります
 
そのためには、やりたくない“have to”は、全部やめればいいのです。
 
「いや、人生はそんなに甘くない。やりたくないこともやるのが社会人だ」などという人も、なかにはいるかもしれません。
 
だけど、そういう人は、大いなる勘違いをしているから、人生が“have to”モードになって、しんどくなっているはずです。
 
では、この大いなる人生の勘違いを、打破していきます。
 

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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero