克服に向けて042:イップス友の会入会希望
回答
『イップス友の会』へ、お問い合わせをちょうだい致しました。
当会は諸事情により、これまで休会しておりました。
自分の身体なのに、意に反して勝手に動かなくなる、あるいは勝手に暴れ出す……。
今現在、さいなまれているとした、大変おつらい状況と、拝察致します。
『イップス友の会』への入会に、費用はかかりません。
活動内容は、テニスゼロのサイト内に掲示板を設置して、イップスの方々が自由に発言するというスタイルです。
私が治療するとか、治すという施しもできません。
だけどイップスからの生還には、「それが大事」だと思うのです。
イップスの方はまさか、「自分はイップスだ」とは、周りの人に打ち明けられません。
弱みを見せたくない気質に、由来しているのかもしれませんね。
だけどそれが相対的に、「周りの人に打ち明けられないほどの重大な問題を抱えている」認識になります。
ですから掲示板に、イップスについて「自分はこーなんだ」「あーなんだ」と書き込むだけで、「周りの人に打ち明けられる程度の軽微な問題」として、相対的にご自身の中で位置付け直すイメージの書き換えができるようになるのです。
それは「ありのままの自分」でいられることの安心感・安全性。
打ち明ける前までは、ありのままの自分をさらしてしまうと「認められない……」「ダメだと思われる……」「馬鹿にされる……」「このままじゃ辞めるしかない……」などという、ありのままではいられない自己不全感が募るのです。
これが、とてもつらい。
そして皮肉にもイップスの症状を、増長致します。
スポーツ界で「不治の病」と言われるイップスですが、そこから立ち直るドラマチックな瞬間に、何度も立ち会ってきました。
それは「ありのままの自分」を取り戻す「生き直し」だったと言えば、言い過ぎでしょうか。
スポーツのみならず、「ありのままの自分」を生きる、それが本当の「自由」。
その、微力ながら助力になればと思い、このたび『イップス友の会』を、早急に再開(再会)いたします。
まずはイップス関連の情報に関して、以下に掲示。
これらに目を通すだけでも、自分だけではない「孤独感」からのエスケープが、きっと叶うと思います。
▶イップスに関する記事
イップス克服へ苦闘
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO36696930S1A121C1000000/
イップスの深層
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2017/05/25/___split______split_5/index.php
ひどい時は「投げた」と思った球が手を離れないこともあった
http://news.livedoor.com/article/detail/15190794/
フォーム変更からイップス
https://www.nikkansports.com/baseball/column/yips/news/201806300000053.html
(※危険なフォーム矯正がイップスを助長した一例。ただしバックナンバーの記事は鵜呑みにすることなく、距離を置きながら読まれますように)
▶イップス関連書籍
空中ブランコ
飛べなくなった空中ブランコ乗り、先端恐怖症のヤクザ、イップスにかかった野球選手などを、精神科医・伊良部一郎が、突飛な言動と破天荒な手段で治療する物語。イップスを笑い飛ばせる1冊。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero