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新鋭ヤニック・シナーの15-40からのブレイク率
18歳ですでに世界ランク82位のヤニック・シナーが、ATPツアーのスタッツ・カテゴリーではやくも頭角をあらわしはじめた。
2018年と2019年の2シーズンにおけるInfosys ATP Beyond The Numbers のデュースサイドからのサービスブレークについてのデータ分析によると、シナーが他の誰よりもポイントを獲得していることがわかった。
これから紹介するデータは、1
2019年シーズン スタン・ワウリンカのワイドへのファーストサーブ
デュースサイドからワイドへのファーストサーブを22回打ち、そのポイント取得率が100%は素晴らしいことだ。
ATPマスターズ1000の大会でのプレッシャーのかかる大きな舞台で、15-40のブレークポイントを握られた状況からポイントを奪うことは困難なことだが、今シーズン、スタン・ワウリンカは完璧にこれをやってのけた。
トップ20の中ではスタン・ワウリンカ以外にも、グリゴール・ディミトロフ、ファビ
2019年ウィンブルドン決勝 ジョコビッチの戦略
今年のウィンブルドン決勝では、ノバク・ジョコビッチがロジャー・フェデラーを7-6(5), 1-6, 7-6(4), 4-6, 13-12(3) の激戦を制し今大会5度目の優勝を果たした。この試合のファイナルセットでジョコビッチは、ゲームカウント7-8とリードを許し、フェデラーのサービスゲーム15-40で2本のマッチポイントをしのぎ、その後のゲームカウント11-11では、自身のサービスゲームで2本の
もっとみるラファエル・ナダルが最も好むサーブのコースパターン
テニスは、メインのパターンと副次的なパターンに分けてプレーするゲームであり、それらは大きく得点に影響する。
選手が試合を優位に進めたい場合や、どうしてもポイントがほしい場合には、ポイント獲得率の高いメインのパターンでプレーする傾向にある。
すでに試合を優位に進めている場合や、対戦相手を惑わす目的があったり、ポイントを失っても試合にさほど影響しない場合には、ポイント取得率の低い副次的なパターンで
サーシャ・バイン ダイアナ・ヤストレムスカとコーチ契約
サーシャ・バインは、クリスティナ・ムラデノビッチとのコーチ契約解消後すぐに、世界ランク22位のダイアナ・ヤストレムスカのチームに所属することを公式に発表した。
バインは、これまでに23回のグランドスラムタイトルを獲得したセリナ・ウィリアムスのヒッティングパートナーを8年間務め、全豪のタイトルを2度獲得しているビクトリア・アザレンカのヒッティング・パートナーの経歴を持つ。
さらに、バインは
元世界ナンバー1テニスプレイヤー ディアナ・サフィナの苦悩
ディアナ・サフィナが2011年にWTAマドリードオープンのユリア・ゲルゲス戦を最後にツアーを離れてから8年の歳月が経過した。サフィナは、グランドスラムタイトルこそ持っていないが、10年前は、世界屈指のトッププレイヤーの1人として活躍していた。元世界ナンバー1のマラト・サフィンの妹でもあるサフィナは、2009年4月には自身も世界ナンバー1の座に君臨し、12のWTAタイトルを獲得し、2008年の北京
もっとみるテニスボールマシン使用の利点
テニスのボールマシンを使用しスキルアップすることは可能である。通常、時間の制限やその他の要素により、なかなか練習をコンスタントにできず、スキルアップにつながらない。常に練習パートナーを見つけるのも大変なことだ。以下にボールマシン保有の利点を述べる。
忍耐力の強化
常にボールマシンを使用して練習することにより、忍耐力をやしなうことができる。テニスの上達において、忍耐力はとても重要な要素である
Nitto ATPファイナルズ 観客動員数記録更新
先日、ロンドンのO2アリーナで11年連続で行われたNitto ATPファイルズでは、8日間で合計242,883人のファンが駆けつけた。2009年からだと合計で2,803,967人の観客を動員したことになる。これにより、今シーズンのATPツアーの観客動員数を押し上げた形となり、今年開催された63個のATPツアーイベントの総観客動員数は、482万人となり、これまでの記録を更新した。これまでは、2017
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