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カーフレイズ ー環境設定による効果の違いと臨床応用ー

カーフレイズとは?

カーフレイズは「Calf=ふくらはぎ」「Raise:持ち上げる」という意味合いがあり、下腿三頭筋の筋力強化を主目的としたエクササイズのことです。

我々理学療法士としては、アスリートから高齢者まで幅広く活用することができ、汎用性の高いエクササイズの1つとして重宝しているかと思います。

ただここで「カーフレイズ=下腿三頭筋の筋トレ」と考えてしまうと少しもったいないです。

というのも、荷重位での足関節底屈運動にて働いているのは下腿三頭筋だけではありません。

そもそも下腿三頭筋自体も腓腹筋とヒラメ筋に分けられますし、他にも足底筋や長・短腓骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋、これらの筋も補助的に働いています。

補助的とはいえど、どれも欠かせない筋です。

そのためカーフレイズ時には、補助筋も含め、どこをターゲットとして実施するのか?によって若干ではありますが、その方法が変わってきます。

今回はカーフレイズをより効果的に使えるよう、カーフレイズ時の各関節の位置や荷重位置、収縮様式の変化によってどこに効くのか?を明らかにしていきたいと思います。

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少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!