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肩関節周囲炎 ー上方組織への介入の考え方と実際の方法ー

上方組織ってどこのこと?


一般的に肩関節の上方組織というと、このエリアにある組織のことを指します。

中でも介入のターゲットとなりやすいのは【棘上筋】と【肩峰下滑液包】です。

どちらも第二肩関節に位置する組織であり、これらの癒着や滑走不全が起こると、痛みを惹起しやすく(棘上筋・肩峰下滑液包には自由神経終末が豊富であるため)、さらには肩峰下圧が高まることで夜間痛の原因ともなり得ます¹⁾。

またシンプルに内転制限を生むことにより、結帯制限の原因にもなりやすい印象です。

そのため個人的には、肩関節周囲炎のリハにおいて【上方組織の良い環境づくり】を介入の軸として展開することが多いです。

ここまでの話のなかでも、なんとなく上方組織の重要性を理解していただけているかとは思いますが、まだまだ浅瀬の浅瀬で、他にも重要な要素がありますので、この部分をもう少しだけ深ぼっていきます。

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少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!