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コーチからの手紙

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2021年11月の記事一覧

大腰筋(腸腰筋)について

大腰筋(腸腰筋)について

大腰筋とか腸腰筋とか言われるこの
筋肉。
実は、もっと早く登場するはずでした。
しかし、

「テニプラの言語表現能力」

の限界の為に、伸び伸びに…。正直、諦めました。意地を張るよりも情報を公開しようと思い指を走らせています。

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肘と肩甲骨と胸椎と

肘と肩甲骨と胸椎と

今回は、腕を振るという点に注目していきます。
腕を振るという行為は、歩いたり、走ったりする際にバランサーとして働いたり、
エネルギーを伝えたりするのに使う動作です。

腕を振る動作をみれば、その選手のレベルが
かなり分かります。

注目すべきポイントは、

「肘」

です。
肘が正しい動き方をしていなければ、
それは、効率の悪い動きとなります。

ここからは、昨今の情勢を鑑みると
やや、レッドゾー

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フットワークとポジショニングと駆け引き その4

フットワークとポジショニングと駆け引き その4

フットワークとポジショニングと駆け引き その4

今シーズン最終回ですね。
試合巧者のスイッチを使いこなす為の
フットワークとポジショニングと駆け引き。

例えば、
自分のフォアが8。相手のフォアが6。
自分のバックが5。相手のバックが7。
なら、

「フォアのクロスラリーの展開を多くしたい。」

ですよね。出来れば、バックの展開は避けた。そんな時に使うのか

「スイッチ」

※試合巧者のスイッチ

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フットワークとポジショニングと駆け引き その3

フットワークとポジショニングと駆け引き その3

今回は、カウンターのフットワークと
ポジショニングと駆け引きについて書いていきます。

大前提として、ステイで相手を追い込んでいる必要があります。それは、

・肉体的に
・精神的に
・技術的に

プレッシャーをかけると言うことです。

「このままでは勝てない。どうにかしなければ。」



「変化を強要する力」

それがプレッシャーであり、スポーツや勝負事で圧力と呼ばれるものです。

プレッシャー

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フットワークとポジショニングと駆け引き その2

フットワークとポジショニングと駆け引き その2

前回は、主にステイを打った後のポジショニングと駆け引きについて書きました。

今回は、ステイ後…。つまり、

「ラリーで打ち勝った後に飛んでくる
チャンスボール。」

についてのフットワーク、ポジショニング、
駆け引きですね。

まず、大前提として、

「センターで打ち合って、チャンスボールが来るわけじゃない。」

って事ですね。
つまり、相手が

・クロス系のボールを打とうとして
甘くなった。

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フットワークとポジショニングと駆け引き その1

フットワークとポジショニングと駆け引き その1

今回は、タイトル通り、

・フットワーク
・ポジショニング
・駆け引き

の練習方法について書いて行きたいと思います。

まず、これだけはご理解頂きたいのですが、

・フットワークは、ボールを打つ為の動作であり、速く、早く動く事が命題ではない。

・ポジショニングは、次に飛んでくるであろうボールに対して効率的に場所取りをする行為である。

・駆け引きは、相手に心理的な負荷を与えて、能力を下げる行為

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ネットプレーについて その3

ネットプレーについて その3

ネットプレーシリーズ第三弾。
今回は、「誘導」についてです。

相手の意識レベルとして

・集中して狙える
・狙う意識を妨害される
・狙ったと思わされる

この三つのステージがあります。

例えば、ダブルスをしていて、

「前衛が棒立ち」

全く参加しておらず、ポーチに出る気配
も無い、ただ、そこにいるだけの場合、

「クロスにしっかり狙う。」

事が出来ますね。

ところが、

「前衛がチラチラ

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ネットプレーについて。その2

ネットプレーについて。その2

ネットプレーについて。その2です。
今回は予測についてフォーカスしていきたいと思います。

予測をする上で、大事なポイントが3つあります。

まずは、「グリップ」ですね。

次に得意な「スイング系統」

最後に「性格」です。

1つずつ、お話ししていきたいと思います。

グリップに関しては、

「打点とグリップの相関性」

https://note.com/tennis_plus/n/n8802b

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ネットプレーについて

ネットプレーについて

今回は、ネットプレーについてです。
いつも書いていますが、

「ボレーは簡単だけど、ネットプレーは難しい。」

まずは、ボレーとネットプレーは別物だと
思って下さい。
ストロークとベースラインプレーが違うように。

では、ネットプレーで注意すべきポイント
ですが、

1.時間
2.予測
3.誘導

と三つあります。

今回は、1の時間について書いていきましょう。

人間が反応、つまり、認識してから

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迷子のフォアハンドの探し方

迷子のフォアハンドの探し方

フォアハンドの迷子のお知らせです。一階、サービスカウンターにお越しください。

フォアハンドが迷子に…って方の1番、印象に残ってしまうのは、やっぱり

「チャンスボール」

だと思うんですよね。

今まで、ストロークですごく調子が良かったのに、チャンスボールになった瞬間に

「すっぽ抜けたり」

「当たりがカスカス」

になったり。

これの原因、は大きく分けて2つありまして、

1つは、腹横筋が

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サイドキャンセルステップ

サイドキャンセルステップ

横に走らされた時の対処法として、

・ランニングショット
・シャッフルステップ(モーグル)
・スライドステップ

がありました。
共通項目として、

「クロスに打つ為にコンタクトゾーンを通過する。」

点が挙げられます。
それぞれに長所、短所がありますが、
もう一つの選択肢として、

「サイドキャンセルステップ」

が出てきました。

キャンセルステップについて

https://note.com

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コートチェンジの過ごし方

コートチェンジの過ごし方

テニスには、コートチェンジがありますね。
60秒だったり、90秒だったり、大会のルールによってまちまちですが、

「コーチチェンジがない。」

大会はありません。
このコートチェンジの過ごし方は、すごく
大切なんです。

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片手バックハンドの可能性

片手バックハンドの可能性

今回は、片手バックハンドについて解説していきたいと思います

まず、一般的なメリット、デメリットのイメージとして、

メリット

・守備範囲が広い
・ショットバリエーションが豊富
・利き手でスイング出来る

デメリット

・威力のある球に打ち負ける
・高いところが打ちにくい
・スイングスピードが上げにくい

ってところでしょうか?
正直、当たらずとも遠からずといいますか、

「イメージが古い」

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アナトミートレインについて

アナトミートレインについて

人体を構成する要素として、骨や筋肉はかかせませんね。
その筋肉を覆う膜が、

「筋膜」

と呼ばれるものです。料理される方は、鶏肉を調理する時、触ったことがあると思います。

この筋膜は、

「関節を超えて」

接合していて、そのライン上の筋肉に影響を与えます。
身体には、

「12本」

筋膜の繋がり、ラインがあります。
これを線路になぞらえて

「アナトミートレイン」

といいます。
分かりや

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