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コーチからの手紙

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2021年10月の記事一覧

トップスピン習得レッスン(中級編)

トップスピン習得レッスン(中級編)

今回もレッスン形式でご理解を深めて頂こうという企画です。お楽しみください。

「今回のリクエストは、トップスピンの攻撃力を上げたいって事でしたね。」

「そうなんです。
やっぱり、つなげるだけじゃなくて、どんどん自分から攻撃していくテニスがしたいです。」

「分りました。それでは、とりあえず球出しをしますので、フォームを見せてください。」

「拝見しました。1つ、お聞きしたいことがあるんですが?」

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トップスピン習得レッスン(初級編)

トップスピン習得レッスン(初級編)

テニプラの文章は、
良く分からない。分かりました。
レッスンします。

「それでは、さっそくレッスンを始めて
いきましょう!
今日のテーマは、トップスピンですか?」

「そうなんです。なかなか上手くかからなくて…。安定しないです。」

「わかりました。では一度、確認させて
下さい。球出しのボールをフォアハンドで打って
もらって良いですか?」

「わかりました。」

「拝見しました。そうですね。見た

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改めて六極図を眺めてみましょう。

改めて六極図を眺めてみましょう。

テニスが楽しいと感じている方は、
例外なく

「変化」

しています。
それが、見えるものであれ、見えないものであれ。
もし、貴方が、

「停滞している。」

もしくは、

「最近、上手くなっていない。」

と感じているならば、
それは、ほとんどの場合、正解で、

「六極図が巡っていない。」

事を意味します。
愛好家の方がプラトー。いわゆる
停滞を感じているならば、
ほとんどの場合、

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トップスピン対策(上級編)

トップスピン対策(上級編)

ベースラインからネットの上、一ミリを通ってベースラインまで引いた線を

「速度限界線」

と呼びます。

速度限界線より下で打ったボールは、放物線を描く為、

「ある一定の速度より上になると、コートに
収まりません。」

逆に言えば、

「速度限界線より上のボールは、マッハ3だろうと入る可能性がある。」

わけです。

テニプラが昔、大学の時、バイトしていたコンビニの物理大好き店長に計算してもらっ

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300回記念記事 立つという事

300回記念記事 立つという事

「コーチからの手紙」

として始まったこのシリーズ…何と300回を迎える事が出来ました。

読者の皆さんのおかげです。

持っている知識をこのまま、埋もれさせるのは忍びない…。
使える方に使ってもらおうと書き始めたました。

愛好家の方はもちろん、選手、コーチと
幅広い方に読んで頂き、誠にありがとうございます!

さて、今回は300回記念記事として、

「立つ」

を書いていきたいと思います。

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トップスピン対策(中級編)

トップスピン対策(中級編)

中級のトップスピン対策で、
初級と違うところは、

「自分もトップスピンを打てるし、
相手もトップスピンを打てる。」

というところにあります。

つまり、
お互いに

「トップスピンを打つ能力」

と、

「トップスピンを打ち返す能力」

を持っているということです。

しかし、それがまだ、不完全なために、
トップスピン回転によるラリーが安定せず、本来の力を発揮させられていないレベルが、
中級と

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対トップスピン対策(初級編)

対トップスピン対策(初級編)

トップスピンにどんなイメージを持っていますか?

・跳ねる
・伸びる
・打ちにくい

ってあたりが初級の方の印象だと思います。
確かにフラットドライブと比べると、

「回転による変化」

が効果として付きますので、

「いつもと違う」

と思うのも仕方がないです。
しかし、テニスはお互いに

「バランス、リズム、タイミングを崩し合う
ゲーム。」

そこを楽しんで頂きたいと思います。
そうは言っても

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対スライス対策(上級編)

対スライス対策(上級編)

どうしても、スライスはフラットやトップ
スピンに比べて、

「最大火力で勝てない。」

為か

「攻撃では使わない。」

ようなイメージがある方もいらっしゃる
と思いますが、
手練れの使うスライスは、

「凶器」

にも近い攻撃力を有します。
速度限界が他の回転より低いので、

「スピードオンリー」

で勝負すると分が悪いですが、
そもそもスライスの武器は、

「選択肢の多さ。」

ですから、そこ

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対スライス戦術(中級編)

対スライス戦術(中級編)

中級のレベル帯では、

「片手バックハンドスライス」

の選手がチラホラいます。
特に試合会場では多いですね。

中級の片手バックハンドは、

・まだトップスピンに威力がない。

・かと言って、フラットドライブでは、
安心してラリーが出来ない。
(反面ストレートの練習なら出来る。)

・結果的にスライスを多用する事になる。

という理由ですね。

しかも、試合会場に多い砂入人工芝は、

「スライス

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猫背と鎖骨

猫背と鎖骨

俺は、私は、

「姿勢が悪いから。」

と自虐風逆自慢すらする方が、
いますけれど、

「テニスが上手く、強くなりたいなら。」

今すぐ、姿勢を良くする努力をしましょう。

猫背が、テニスに与える影響は、

・スイングプレーンが歪む。
・ミスの方向性が取れなくなる。
・サービスが振り上げられない。

などなどたくさんありますが、
1番のポイントは、

「怪我の原因になる。」

ってことですね。

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なぜ、バックハンドが苦手なのか

なぜ、バックハンドが苦手なのか

バックハンドが苦手だと思っている方っ
て多いと思います。
特に初級、初中級くらいだと。
でも、なんだかんだ言って、この傾向は、
どのレベルでも存在するのです。

理由の分かっている苦手意識は、
まだ、良いのです。

最悪なのは、理由の分かっていない

「わけの分からない恐怖」

という苦手意識です。

理想は、フォアのレベルは8。バックのレベルは5。根拠は、この基準。
だから、バックの方が攻められ

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連撃練習のススメ

連撃練習のススメ

「キープ」

という概念を実行する為には、

・ファーストサービスの確率が50%
以上で、ポイント取得率が80%以上

・セカンドサービスの確率がほぼ100%
で、ポイント取得率が50%以上

である必要があります。
上級と中級の試合を見比べた時に、
一番違うのが、キープ率です。

さらに内容を詰めていくと、

・ファーストアタックの精度
・セカンドアタックの精度

にびっくりするくらいの差があり

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スイングスピードとマテリアル

スイングスピードとマテリアル

例えば、あなたがラケットを買おうと思った時に、どのようなものを参考にするでしょうか。

「メーカーの発表した初級、中級、上級の区分け」

でしょうか。

「ショップの店員さんの意見」

でしょうか。

「コーチの意見」

でしょうか。

それとも、

「ネットのレビュー」

でしょうか。

今は、本当に様々な人の意見を集めることが簡単にできますので、かえって迷ってしまう方も多いかと思います。

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ディフェンスポジションを覚えよう

ディフェンスポジションを覚えよう

普段、どの位置に立って、ストロークプレー
をしていますか?

だいたい、ベースラインから、30㎝から50㎝後に立ってプレーしている方がほとんど
だと思います。

初心者から初中級くらいだと、

「ベースライン上に立っている事も珍しくありません。」

だいたい、深いボールを打つ事が難しい
ですし、ラリーを繋げようと思えば、

「多少、浅い方が都合が良い。」

ですから、ベースライン上に立って、
お互

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