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コーチからの手紙

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2021年9月の記事一覧

前面軸と骨盤の角度

前面軸と骨盤の角度

身体には厚みがある。
前面軸と背面軸の違いは、何となく理解した。
しかし、自分がやってみると、
どうしても、背面軸になってしまう。
打ち終わった後、足が外に出なくて、
スムーズなリカバリーステップが踏めない。
そもそも、

「腰に違和感がある。」

そんな、

「前面軸の重要性をわかりながら、
なかなか覚えられない。」

という方は、多いと思います。

やはり、新しい技術を習得する際には、
コツと

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横に動かされた時の対処法

横に動かされた時の対処法

あらゆるスポーツは、

・バランス
・リズム
・タイミング

で遊んでいます。

テニスも例外ではありません。
特にバランスを崩す為に、

「貴方を動かそうと、オープンコート。
つまり、いない所に打ってきます。」

そうなると、動いてボールをショットする
事になるわけですが、
止まっている状態に比べて、

「難易度が上がりますよね。」

当然、そうなると選択肢は、

・極端に安全策
・ステイ
・カ

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手の内とテニスエルボー

手の内とテニスエルボー

テニスエルボーって、知っていますか?

「肘が痛くなる病気」

らしいです。

病気なんだ…。

外傷ではないので、病気らしいです。
改めて調べて、1番衝撃を受けました。
WHOの定義だと生物の不調、不都合が
生じた状態の事らしいので病気です。

正直、自分はもちろん、

「生徒さんにも、ほとんどいなかった。」

ので、テニスエルボーの知識は、
少なかったのです。
つまり、

「技術要因がほとんど

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深いボールの対処

深いボールの対処

今回は、深いボールについて、対処の仕方について書きたいと思います。

深いボールといっても大きく分けて2パターンに分かれます。

・下がることのできる深いボール

・下がることのできない深いボール

大きく分けるとこの2つに分かれます。

まず、下がることの出来る深いボールから解説していきましょう。

「下がる事ができる。」

深いボールと言う事は、ボールの速度がゆっくりだと言うことです。

加え

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ストレート、逆クロスボレー(シフト系)

ストレート、逆クロスボレー(シフト系)

貴方は、

・コンチネンタルグリップで、
・ラケットヘッドを立てて
・上から下に
・脇を締めつつ
・踏み込みながら
・コンパクトに
・当てたら止める

ってレッスンを受けていませんか?

正直、テニスのレッスンの中で

「1番間違っている、遅れているのが
ボレーだと思っています。」

全くわけが分からないレベルで合ってません。
これをレクチャーしているコーチも

「こんな動きしてない。」

のです

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パラメーター保存の法則

パラメーター保存の法則

「問おう!貴方は何故、コンチネンタルグリップで握るのか?」

ボレーは、コンチネンタルグリップで握って下さいってレクチャー受けた生徒さんが、
ほとんどだと思うのですが、

「何故、コンチネンタルグリップなんですか?」

って質問に全然、答えられない生徒さんが、
多いんです。

「最初、そう教わったから。」

生徒さんだけなら、仕方がないとも
思いますが、

「コーチすら理由が明確でない。」

残念

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アングルボレー(クロスのハンズ系)

アングルボレー(クロスのハンズ系)

ネットについて、チャンスボール!
アングルボレーでお仕舞い!
っていうシーンで、
しっかり決め切れていますか?
と、言いますか、クロスにきちんと
ボレー出来ていますか?

ボレーボレーや、ボレー対ストロークって
ストレートコートで練習することが
多いので(安全面の考慮から)
クロスボレーをしっかりするって、
球出し以外だと、

「いきなり試合」

なんですよね。ストレートボレーを
クロスに持ってい

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回旋系とスライド系の比較

回旋系とスライド系の比較

回旋系とスライド系があるのは分かった。
けど、

「今更、変更するメリットがあるのか?」

そんなご質問にお答えすべく、
今回の記事を始めたいと思います。

そもそも、回旋系、スライド系って
何さ?って方は、こちらをご覧下さい
回旋系サービスについて

https://note.com/tennis_plus/n/na17a9ece67cd

スライド系サービスについて

https://note

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スライド系サービスについて

スライド系サービスについて

本来、進化とはこういう形を取るものなのでしょうか?あの突然変異から10年。

次の芝の王、ロジャー フェデラー選手があらわれました。

まさにオールラウンド。
華麗なプレースタイルで20年以上、
世界中のテニスファンを魅了し続けてきました。
やってる事が凄すぎて、
よく分からない選手です。

「20年?」

フェデラー選手も回旋系のサービスの特徴を
しっかり持っていますし、
回旋系である事には変わ

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回旋系のサービス

回旋系のサービス

進化とは、いきなり訪れるもの。
その選手は、

「最初から完成された形。」

で現れました。
始まりにして終わり。
改善の余地などありませんでした。
1990年代の芝の王。

「ピート サンプラス」選手

あのサービスを超える回旋系の選手は、
結局、現れなかったのですから。
遠心力あるのサービスの
終わりを告げるように
回旋系のサービスは現れました。
しかし、
ほとんどの選手、コーチ、トレーナー、

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新旧技術と回転

新旧技術と回転

六極図は、常に回り続けます。
道具の進化が止まらない限り、
選手の向上心がある限り、

「ルール」

がそれを止めない限り
どんどん成長しますし、
進化も起こします。
少し、研究や情報収集を怠ると、
簡単に置いていかれます。

まぁ、別に置いてかれても、
テニスを楽しむ事は、十分にできます。
しかし、ここ20年のラケット、ストリングス
の進化は、テニスの形を大きく変えました。

「回転性能が劇的に

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等速度のスイング

等速度のスイング

インパクトに力を集中する。
当たる瞬間に力を入れる。
こんなアドバイスされたことありませんか?
もちろん、アドバイスには、

・現在の問題点を修正するアドバイス
・目標の動きを示したアドバイス

に分かれますから、
一概に合ってる、間違っている、
とは言えませんが、
コンタクトゾーンでのラケットとボールの
関係を表すならば、

「コンタクト前のスイングスピードとコンタクト後のスイングスピードは、

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コンタクトゾーンについて

コンタクトゾーンについて

日本では、打点。そう表現される事が
多いです。
確かにラケットとボールが触っている
時間は、1000分の3〜7秒と言われて
います。
点と言えば点。
例え、
ネットしようと、
コートに入ろうと、
アウトしようと、
打点は、打点ですね。

「コンタクトゾーンという概念は、
打ったボールがコートに入る確率の
高い領域。」

というゴール設定のある概念です。
テニスは、打ったボールの落下ポイントが
勝敗

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スプリットステップとファーストステップ

スプリットステップとファーストステップ

スプリットステップをした後、
コンタクトゾーンに向かって、動き始め
ますよね。
この時、

「最初の一歩をどう動かすべきか?」

は、二歩目、三歩の足に大きな影響を与え
ます。
しかも、この二歩目、三歩目が、

「ローディングをする足」

になる事が多いので、
バランスよく、リズムよく、タイミングよく
コートにおきたいのです。

実は、最初の一歩問題は、

「テイクバック」

とも密接な関係があり

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