13.教育現場の課題

本日は本業において、教育業界へのコンサルティング支援について検討しました。
(社内に研究会が数百とある、結構特殊な会社なんです😆)

教育コンサルティングとは

そもそも国内におけるコンサルティングと教育現場の接点はさほど多くあるわけではなく、
いくつかのお会社で取り組まれているのは主に
「新時代に向けた新たな教育価値提供」
「学校のリブランディング」
といった、学生への付加価値をもたらす支援。
受験者数・学生数を増やすためにコンサルティング会社を呼ぶ場合がほとんどのようです。

しかし、多くの教師の方とお話をする中で出てきた声は、以下のようなものでした…

求められるものだけ増えて、減らす人がいない

私の母校の高校にて、今後教育現場に対してコンサルタントとして入っていきたいという旨を伝えた上で、数名の先生方にお時間をいただき、ヒアリングを実施しました。

まず初めに、教師の実態をお聞きしました。
教師の仕事として挙げられるのは、大きく3つ。
 ①授業業務 ②担任業務 ③分掌業務
ここに④部活動が加わり、教師のお仕事が構成されていることがわかりました。

その中でさらに先生方が口を揃えてお話ししてくださったのは、

①授業業務と②担任業務は年々求められることが増え、国からも親御さんからも教師への期待値が高まっていること。
それに伴って、③分掌業務も増えている実態。
しかしながら、
求められることが増え、仕事量が増えているのに対し、他の部分について減らすことはない。
誰も減らしてくれる人なんていないのが、ブラックを言われる所以なんだ…
とのこと。

国として主に取り上げられているのは、部活動の地域展開についての議論ばかりですが、ボトルネックはそこだけではないかもしれないのです…。

コンサルタントだからこそ

私自身、学生時代には先生の存在に支えられ、
一度は教師になることが夢だった時期もありました。
しかし、大学生時に部活のコーチをやりながら、大人側の目線で先生方と関わらせていただいて分かった先生方の苦悩が多くありました。

今コンサルタントになったからこそ、
お世話になった先生方に、
そして未来を作る学生を育ててくださる教師という職業に恩返しできる事は多くあるはずです。

まだ社内での議論は始まったばかりですが、
コンサルタントが長い間培ってきた改善のノウハウを今年から教育現場に展開していく予定です。

毎日本当に大変な中、学生に向き合ってくださりありがとうございます。
私たちが到着するまで、待っていてください…🙇🏻‍♂️

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