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ダルい疲れたやる気が出ない~原因は小麦でした!

先月、思い立って
グルテンフリー生活2週間チャレンジ!
を実施したところ・・・上記のことが実証されてしまいました。

私の体質については以前この記事で書いたのですが https://note.com/tenmomo/n/neb7ba7b0ae58
「やせ型&低血圧で、若い頃からあまり体力がなく疲れやすい。いつも倦怠感がありなんとなく調子が悪い。が、ちゃんとした(?)病気らしい病気には罹らず」
という微妙な低空飛行でずっと半世紀以上生きてきて・・・
なんとか人並みに活動できる体が欲しい。でも頑張る気力体力はない。

ゆえに「それほど頑張らなくてもムリなく続けられるお手軽健康法」はないものか?といろいろ試してみては、ほどほど効果があったりなかったり。
そんなぬるいやり方で抜本的に体質改善なんて虫のいい話はありませんでした。


前々から、小麦はあんまりよくないらしい…と小耳に挟んでいたんです。
でもなるべく素知らぬふりをしておりました。
だって・・・
パン麺粉もんお菓子ほぼ食べられなくなるなんて嫌じゃあぁぁぁぁぁ!!
って思うじゃん!?

自分の人生の楽しみにおいてかなり大きな割合占める「食べる喜び」。
その中でまたかなり大きな割合を占めている小麦製品たちと手を切るなんて、無理!!

もし「小麦をやめないとあなた3年以内に死にます」と余命宣告されたんならやめるけどさ~あれこれ体調不良ありつつもどうにかこうにか日常生活は送れてるわけで・・・失うものの方が大きすぎやしないかい??と思わざるを得ない。

タバコやお酒の害は広く知られているけど、小麦は普通に主食としてみんないっぱい食べてるものだし、それが体に害になるとか、ちょっと納得いかないよね!?と。


そんな私の気持ちを動かしたのは、たまたま手に取った1冊の本。
金津里佳著「9割が間違っているたんぱく質の摂り方」(青春出版)
著者は現役の管理栄養士の方です。

たんぱく質に関する本でなんで小麦?となりますが、私の理解したところを要約してみると・・・

たんぱく質が重要なことは知られているが、じゃあ単純にいっぱい肉魚卵大豆など食べればいいかというと…そうではない。
どんなにたくさん食べても小腸で消化吸収できなければ「たんぱく質を摂る」ことにはならない。
問題は、たんぱく質不足に陥っている人の多くが「リーキーガット」=小腸の粘膜が炎症を起こしてちゃんと消化吸収できない状態になっていること。そして、リーキーガットになる最大の原因が「小麦に含まれるグルテン」と「牛乳に含まれるカゼイン」
この二つはヒトの消化酵素ではとても消化しづらい成分で、消化しきれず体内に入ってくると炎症の原因になってしまう。
だからまずは小麦と乳製品をやめて小腸の機能を回復する。小腸が健康になればたんぱく質をしっかり消化吸収できるようになるので、そこから徐々に糖質依存から脱却したんぱく質中心の食生活にしていくことで根本的に健康な身体になる。

以上ざっくり要約。
正確・詳細な情報はきちんと上記書籍にて確認していただきたい。

私が気持ちを動かされたのは、著者が自身の幼少期からの体調について
「常に身体がだるく、生活の何もかも面倒に感じられ、なんとか1日をやり過ごすだけで精一杯」と語っていること。
まさにそれ、私だ・・・
慢性的なお腹の張りや胃腸の弱さも同様。
それらの症状が食事を改善することで解消された、という実体験がベースになっています。

そして「まずは2週間、小麦製品と乳製品を摂らない生活を」とはっきり期限が設定されていること。
2週間続ければ「体調がいい!」という体感が得られるようになると。

そこで思ったわけです。
よし、2週間だな?2週間で本当に結果が出るんだな!?それくらいなら私でもがんばれるんじゃない?
実験してみて効果があれば今後の体調管理の指針になるし、効果がなければ「私の体調不良に小麦関係なし!」とすっきり嫌疑が晴れるというもの。

私の場合とりあえず乳製品はあまり気にせず、まずは小麦を2週間完全に遠ざけることに集中しました。
というのも、牛乳あんまり好きじゃないし、ヨーグルトも健康に良いと思って食べていたけどほんとはそんなに好きじゃない。もともと少ししか摂取していないから影響は大きくないはず。それなら照準を一つに絞った方がやりやすいと思ったからです。

こうして始めた個人的実証実験。
もう最初の1週間で効果を感じ始めました。
1年のうち300日くらい「ダルい…調子悪い…」だったのが、始めて数日後には「体が軽い!」と感じるようになったのです。

そのまま2週間続けてみて、記事タイトル通り「ダルい疲れたやる気が出ない~原因は小麦」とはっきり確信できました。

以前に比べ全般的に体調良好。今まで全身にちっちゃい子泣き爺いっぱいくっつけてたのか?ってくらい重かった体が軽くなってサクサク動ける!
意外だったのは、天気痛の疑い持ってた慢性的な頭痛・頭重感までほぼほぼ解消されたこと!!

「食事を変えたことで、人生が変わった」という著者の言葉、決して大袈裟ではないかもしれない…と思えてきました。

こうして有無を言わさぬ結果が出てしまった以上、今後とも禁小麦生活は継続していくつもりです。乳製品もさらに減らしていく方針。

とはいえアレルギーみたいに急性症状が出るわけじゃないので、ダイエットのチートdayみたく時々小麦OKdayつくるつもりです。家にあるパスタやうどん捨てるのもったいないし、友達と食事する機会は普通に楽しみたいしね。


今は通過点。
体が軽くなった、と言ってもあくまで自分比。世間の元気でアクティブな方々に比べたらまだまだ全然です。

このまま禁小麦生活続けて完全に小腸が修復され、お肉やお魚をおいしくいっぱい食べられるようになったら自分の身体のポテンシャルどこまで上がるんだろう?という期待がある。

お店やテレビでおいしそうなパンやラーメンなど見ると気は惹かれるけど、意外とそんなにつらいとは思わない。それより得たものの方がはるかに大きいと感じます。


著者が言う通り、身体だけでなく精神的にも上向きになりました。
今までは思うように動けない自分がふがいなく、「だらだらモタモタした頑張れないダメな奴」とガッカリしたりイライラしたり。
それが・・・
「ずっと体調悪かったにもかかわらず頑張って働いて一生懸命生きてきた私えらい!!」
と過去から現在までの自分を肯定的に見られるようになりました。
怠けてたんじゃなくて具合が悪かったんです、ずっと。


おそらくこの記事をここまで読んでくださった方は、何かしらの体調不良や健康不安があるのではないでしょうか?
それならぜひ試してみてください!

たんぱく質不足やリーキーガットの症状は人によって様々なようで~
胃もたれ、膨満感、疲れやすい、気力がわかない、眠れないなどなど・・・私のように若い頃から、という人もいれば、最近年のせいか調子が悪い…と思っていたら実は!ということもあり得ます。

いきなり、もう一生小麦や乳製品と縁を切る、なんてことは大抵の人が二の足を踏むと思います(私もそうでした)。

2週間!人生でたった2週間だけお試しで!と自分で自分を説得してみる。2週間後「全然変わらないや」と思えば元の食生活に戻ればいいし、もしかしたら自分の人生が変わるような体験ができるかもしれません。

たんぱく質はもちろん、小麦以外なら炭水化物でも白米やおもち、米粉100%のパン、また麺類でも十割蕎麦やフォーは好きなだけ食べられます。
大型スーパーならグルテンフリー製品のコーナーがあるところも多いです。

私はまったくなかったのですが、人によっては最初の数日間吐き気やだるさなど具合が悪くなることもある、とのこと。
これはアルコールの離脱と同じような禁断症状なんですって!
今まで小麦や乳製品の摂取が多かった人ほど禁断症状が出やすいとか。序盤つらい症状が出る人ほど頑張ってやり切る必要のある人かもしれません。

実は2週間完全に小麦をやめる以前に、少し控えめにする、というのもやってみましたが、それだと正直ほとんど効果が実感できませんでした。
チャレンジするなら中途半端でなく、2週間潔くすっぱりやめる。
ここ大事!


私はこのチャレンジのおかげで今後の健康維持にとても重要な知見を得ることができました。
金津里佳氏には心から感謝しています。

50代なかばの今、自分の身体を知っていくことで若い頃より元気で充実した毎日を送りたい!そしてたぶん送れる~という自信が持てるようになってきました。
新しい年もマイペースで頑張っていこうと思っています。

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