ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
【あらすじ】
アメリカ政府が国民に対しひた隠しにしてきたベトナム戦争の現状。
それを記録した国防総庁の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」
その内容を手にしたワシントンポスト紙のキャサリン・グラハムは、早々に記事にしようとするけれど
多くの政府圧力が壁となる。
「報道の自由」をテーマとした、史実に基づく作品。
【感想】
日本新聞紙にさえ疑いを抱かざるを得ない1本。
「報道の自由」が終始キーワードとなっている。
事実を世に報道する紙面が新聞のはずなのに
いざその事実を手にしたらこれこそが罪に問われることもある。
なかなかに興味深いテーマである。
「最高機密文書が漏洩して報道するかしないかという話」と言えばそれまでだけれど
それがどんな結果を起こしうるか
また、その最高機密文書漏洩のきっかけがどこにあったか等
色々と衝撃を受ける内容。
そして、真実を知るのも、それを扱うのも、報道するのも結局人間なんだなと思わされる。
舞台はアメリカだけれど、日本でも「紙面で初めて知る事実」はそれなりに存在しているので勉強になる作品だったと思う。
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