ジグソウ：ソウ・レガシー

【あらすじ】

密室に閉じ込められた5人。

頭にはバケツのような被り物。

首は鎖でつながれていて、その鎖は部屋の外まで続いている。

5人に課せられた猟奇的な殺人ゲームから物語は始まる。

そして遺体として発見された者たちに関する捜査を行う警察部隊の中で

1人の男の名前が浮上する。

それは多くの人間を死に至らせ、10年前にこの世を去ったジョン・クレイマーだった。

10年前に死んでいる人物に手錠を掛けられるはずもなく、捜査は模倣犯の線で進められる。

【感想】

ホラーサスペンス＆ミステリー。

人が死ぬシーンはホラーでしかなかったので正直途中で止めようかと思った。

しかし、ミステリーとしてのクオリティが高すぎて、怖いのに最後まで見てしまった。

クローズドサークルで起こる間接的殺人。

途中まで混乱混じりに観ていたけれど、最後すごくきれいにストーリーが繋がるのでミステリー好きにはたまらない作品。

功名な裏切りを受けたような衝撃。

人が死ぬシーンは結構過激な描写となっているので

寝る前に観るなら休みの前の日をおすすめする。

スプラッタあり。

言ってしまえば要注意作品ではあるが

全体を通して言えば、めちゃくちゃ面白かった。

この構成力、天晴。

途中までは知念実希人さんの「仮面病棟」や「時限病棟」を思わせるような内容だけど

最後急に東野圭吾さんぽくなる。

私はその辺りの作品が大好きなので、過激な描写に耐えて観て正解だったと思う。

全体的にミステリーなのであまり内容について語れないのが悔やまれるが

血とか肉とか見えても平気な方は是非お試しあれ。