植物

植物に触れに出かけたくなる絵本4つ

以前の絵本紹介記事で、ちらりとタイトルだけご紹介していた絵本について、それぞれご紹介します。

テーマは「植物に触れに出かけたくなる」絵本。こちらの4冊です。

(1) ふゆののはらで かれくさつみ
(2) いちごばたけが できたよ      ←2/21追記
(3) そうっと そうっと さわってみたの ←未

(4) ほおずき が いっぱい        ←未

それぞれご紹介しますね。


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(1) ふゆののはらで かれくさつみ

絵本ナビから内容を引用すると

夏に生い茂り、種を残してその役目を終え、立ち枯れている野の草たち。枯れ草たちがかもしだす不思議な魅力の世界へと誘います。

読んであげるなら・ 4才から
自分で読むなら・ 小学低学年から

枯草…!なんと地味な!冬の野原の枯草になんて、普通目を留めませんよね。それをテーマにしているのがまず新鮮でした。

読んでみると、色味のない痩せ細った枯草にも、様々な形状があることが分かります。繊細な線で描かれているので、それぞれの細かな形状に関心が向きます

枯れた色も、濃淡や色味によって何通りも色があり、茶色の幅広さに気付かされます。枯草も美しいものだなぁと思いました

絵に添えて、たくさんの種類の草の名前も書かれています。数えたら47種ありました(数え間違えていなければ)。

ちょっとした図鑑のようだ、と思ってすぐ、そういえば植物の枯れた姿の図鑑なんて無いよな、と思いました。ヒマワリやアサガオなど、咲いている姿を知っていても、枯れた姿なんて気にしたことすらないです。両者を見比べて見るのも面白いかもしれません


さて絵本は、枯草を見せるだけではなくて「摘んでこよう。それで何して遊ぶ?」のような呼びかけになっています(図鑑でなく、絵本ならではですよね)。草で遊ぶ、それも枯草で遊ぶなんて今の子は絶対やらない気がしますが、昔の子はしていたのかもしれませんね。

身近にあれば、花束やリースを一緒に作ってみても楽しそうです(寒くてちょっと勇気要りますが)。


絵の美しさも素敵なのですが、草の知らない面(枯れた状態)を知ることが出来て、「自然の物を使って、自分で何にするか考えて遊ぶ」という、させてあげたいけどなかなかやらない体験に繋げられる絵本という点に、魅力を感じました。

全部ご紹介しようと思ったのですが、子どもの夕飯の時間になってしまったので、続きは後日付け足すことにします。


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(2) いちごばたけが できたよ

こちらもまずは絵本ナビより

春、おばあちゃんに鉢植えのいちごをもらったたいちゃんは、毎日赤くなったいちごを1粒ずつ食べましたが、とうとう実がならなくなりました。その株を庭に植えると、やがてつるが伸びてきて小さなこどものいちごがつぎつぎに増えていきました。冬、いちごは枯れてしまったように見えます。でもまた春になると……。美しい水彩で描く四季の観察絵本。

5才~6才向き

幼い子どもには、離乳食時代から食べていて馴染みもあり、誰もが大好きだろう「いちご」。

でも、食べたことは何度もあっても、見たことがあるのは、パックに入って売られている状態だけか、せいぜい幾つか実っている鉢植えの状態まで、という人は、子どもだけでなく大人でも少なくないのではないでしょうか。

いちごって、種からではなく、つるが伸びて、それが地面に根付いて、増えていくのです。知ってました?

私はほんの数年前に、夫がベランダ栽培で育て始めたときに初めて知りました。聞いても、実際どんな具合につるから育っていくのか、花から実になっていくのか(これは大人なら想像できるかもしれませんね)、は季節をまたいで観察しないと分かりませんでした。

これも、図鑑のような本を見れば載っているのかもしれません。でも、自分と同じ年頃の子どもが、楽しみに1粒ずつ食べていたいちごが無くなって、また食べるのを楽しみにしながら、育つ様子を観察しながら待つ、という気持ちも合わせて読むことで、子どもの受け取り方は違うと思うのです。

まだ我が子には早いので想像レベルなのですが。

実際育てると分かる、実ったら鳥と競争で収穫しなくては!ということも、自分で育てて食べる楽しみも、絵本で疑似体験できます。(ここで我が家の、「いちごが何者かに奪われて赤い汁だけがベランダの縁に残された現場写真」でも載せようかと思ったのですが見当たらず残念)

いちごは、手軽にベランダ栽培できますし、「四季なり」という年中実る品種もあるんですよ!栽培のハードルも低めで、収穫の楽しみもあり、子どもと育てるのにうってつけ!

この絵本を読んで子どもが興味をもったら、一緒に育ててみて、その後読み返してみて反応がどう変わっていくか、私は我が子で試してみたいと思っています。



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