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毎日本を読む6/30 図解 人的資本経営
図解 人的資本経営 岡田幸士
組織が人であることはとても当たり前のことです。
この本の内容は、人材を資本として捉え、消費するのではなく、投資をして有効に活かす、または働いてもらって、また資本を増やしてもらうという捉え方ということだろう。
AIの台頭もあり、ロボットのように働く人が淘汰されていくことを考えても、人的資本経営は自然な流れだと思う。
本書の戦略に全く同意する。人材のポートフォリオと、不足する人材の採用はとても重要になる。その上で必須なのは、指導側の人間力の育成だろう。魅力的な上司のいる会社で充実した仕事環境にあれば、リファラル採用にもつながっていくはずだ。人生という枠組みの中で、本当に他人の成長のために働きかけることのできるパッションが必要である。
しかしそれが何より難しい。
会社組織へのロイヤリティは人それぞれだから、ミッションや行動規範を定めたとて、それを浸透させる人の本当の理解力と人間力がなければ、なかなか難しい。
人事制度や給与システムでどこまで対処できるのか?
何か指標があったら良いのだが。
ゆくゆくはAIがポートフォリオを管理してたりして。
その方が幸せなのかなぁ。
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