息子と父の児童館放浪記vol.1

お疲れ様です、荒井です。

育休が本格的にスタートしておよそ2週間、

妻にも一人で長時間出かけてもらうことも増え、

直面した問題。

「息子と二人でどう過ごす?」

家にいては遊びにも限界があるし、

こちらも運動不足で

身体がブリキのようになってしまうし。

これはもうあそこに頼るしかない。


はじめました、児童館めぐり


私が住む森下・菊川エリアは

墨田区と江東区の境目ということもあり、

利用できる児童館がそこそこ多くて

とてもありがたい。

(徒歩20分圏内で見ると6か所もある)

それを全制覇するぞ!という目標を立て、

今日はその3か所目である森下児童館

画像1

ここは保育園と併設のため設備も整っており、

とても使いやすい印象です。

今日は午後に行ってきたのですが、

お父さん3人(うち含め)、お母さん2人で

男性のが多いという初めての展開。

とるだけ育休」が盛り上がってますが、

肌感ベースでいうと

結構頑張っている人も多い気がしております。


大事なことを子どもにどう伝えるか


児童館で一緒に遊んでいた

2歳くらいの活発な男の子が、

「児童館はやっぱり楽園だぜ!」

と言わんばかりに

プラレールやヒーローものの人形など

おもちゃを存分に広げておりました。

まだズリバイ初段くらいのうちの息子ですが、

男の子が飽きて放置されていた

なんとかジャーの人形に興味を持ったようで

猛然と突進し、キープして遊びはじめました。


そこに今度は

プラレールに飽きた男の子がカムバック。

「○○君の人形だよー!」

と言って人形をつかみとってキープ。

うちの子はまだモノを取られても

ごねるという衝動が起きない段階なので

すぐに切り替えて

プラスチックのブロッコリーに

貪りついていました。

まあ子ども同士ならよくある光景ですね。


そこに男の子のお母さん。

先ほどまでは笑顔で楽しく遊んでいましたが、

母「自分より小さい子のおもちゃをとっちゃだめでしょ」

と、落ち着いた声のトーンでぴしゃり。

おお、ちゃんとされている。

男の子「だってこれ○○君のおもちゃだもん」

まあさっきまで遊んでたもんね、

気持ちはわかる。

母「児童館のおもちゃはみんなのおもちゃだよ」

母「みんなで遊べないなら児童館に来れないよ」

男の子「だって○○君のおもちゃだもん」

お母さんは声を荒げるでもなく淡々と、

男の子は泣きわめくでもなく、

お母さんから少し離れたところで

黙り込んでしまい。

母と子の戦いがしばらく続いておりました。


部屋はそこまで広くないので、

自分の子どもの面倒を見ながら

母子の行きつく結末に耳を傾ける他の親たち。

お母さんは辛抱強く男の子のアクションを待ち、

その後甘えたくなったのか、

およそ5分後にお母さんの元へ歩み寄る男の子。

お母さんは男の子を抱きしめながら

母「みんなで遊べないならもう児童館来れないんだよ、わかった?」

ふう、これで一件落着かな。

息子「・・・あれは○○君のおもちゃだもん」

・・・おお、まだ粘るか!

母は強し


母「じゃあもう児童館では遊べないね。帰るよ」

おもちゃを片付けさせ、帰り支度するお母さん。

男の子は楽園こと児童館に来れないことの

深刻さを理解できていないようで、

そこまで気落ちすることなく靴を履く。

このままだとちょっと後味が悪かったので、

私「なんかすいませんね」

とお母さんに声をかけたところ、

母「いえいえ、こちらが悪いんですから~」

と、全然嫌な感じなく返してくれたのですが、

私「○○君、ごめんね。またみんなで遊ぼうね」

と男の子に声をかけると、

母「違うよね、おもちゃをとった○○君がいけないんだよ」

と、最後まで一貫して

男の子を甘やかす姿勢は見せませんでした。

そのあとこちらに気を遣って、

もう一度会釈して帰っていったお母さんでした。


最初の時に他人の子どもとはいえ

ちゃんと伝えたほうがよかったのか、

でも万が一モンスターお母さんだったら、、

とかちょっとモヤついたりしつつ、

振り返ってすごいなーと思ったのは、

お母さんが最後まで感情的にならずに

諭すように伝え続けていたこと。

自分にもいつかくるそのシチュエーションに、

色々と考えながら家路についた荒井でした。


先輩親の子育てを生で見られるのって、

結構貴重な機会ですね。

児童館めぐり、今後も続けていきます。

それでは今後とも、宜しくお願いいたします。




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