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非モテほど、正義感を振りかざす理由。

藤井です。

非モテほど、正義感を振りかざす理由。
をシェアします。

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読者からの相談メール

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お世話になっております。
==です。

女性関係ではないのですが
ご相談させてください。

本日、電車に乗っていた際に
途中から乗ってきたヤンキー風の男に
自分の向かい側に座っている女性が絡まれていました。
おそらく彼らは元恋人同士等だと思われます。

しかし、彼女は明らかに助けが必要な状態でした。

私は助けなければいけないと思いましたが、
男性が怖くて動けませんでした。

助けに行くべき理由やメリットなどを
たくさん考えましたが、
どうしても怖くて動くことができませんでした。

私は高校3年間柔道をやったり、
1年ほど総合格闘技をやったりしておりましたが、
それでも動くことができませんでした。

今回の件は数駅で男性が降りて行ったため
問題にはなりませんでしたが、
動けなかったことやいざというときに
勇気を持てない自分が情けないです。

次、同じようなことがあった際も
動くことができないような気がします。

自分は昔から小心者で
自分に嫌気がさすことが多々ありました。

どうしてもこの性格を変えたいのですが、
なにか方法はありますでしょうか。

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藤井の答え

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今回のご相談内容は、
結構、複雑な問題で、
多角的に回答する必要があるので
理解できるまで、
何度か読み直してみてください。

興味深い質問でした。
とても現代的ですね。

>本日、電車に乗っていた際に途中から乗ってきた
>ヤンキー風の男に自分の向かい側に
>座っている女性が絡まれていました。
>おそらく彼らは元恋人同士等だと思われます。
>しかし、彼女は明らかに助けが必要な状態でした。

まず、ここなのですが、
この時点で「垢抜けた人」の場合

※ここでは垢抜けた人と表記します。
ニュアンスとしては、
「人生の経験値が高く、物事を俯瞰できる
女性のことをよく知っているモテるタイプ」
のことです※

実は、相談者さんの感覚よりも
垢抜けた人たちってそもそも
この場面で「助けなきゃ」とは
ならないんですね。

理由は、女性って、意外と、
好きな男性と大喧嘩したり、
怒鳴られたり、束縛されたり
みたいなのが、実は好きな子が多いので、

案外、このケース、
あなたがヘルプに入ったとしても

女性の内心では
「ちっ、余計なことすんなよ・・・」
となったりするからです。

とても意外で、冷たい判断の様に
感じるかもしれませんが、

今回のケースって、
「無敵の人が暴れている」とは違って
所詮、内輪同士の揉め事だから、
第三者が関与しないほうが、
これ以上、大事にならない
という考えです。

その考えに行き着く理由は明白で、
その2人しかわからない内情とか
関係性とかフェチズムとかあるし、

あるいは、仮に介入したところで、
最終的にはその2人が
解決しなければいけない問題であり

当事者でもないあなたが
その後の面倒は見れないですよね。
つまり、本人たちにとって、
意味がないわけです。

むしろ男性も女性も
「余計なことするな」となるのがオチで、

いわゆる「犬も食わない」
という言葉とおり

距離をおいて、放置するのが最適解です。

あなたが自分の正義感を
充すための行動は
当事者の2人からすれば、
余計なお世話になる。

ということです。

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あなたが思っているより
女性って怖いよ。

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これは、芸能人の不倫問題とかを
「けしからん!」とかいう人たちと
同類になります。

真面目、真に受けやすい人、
無駄に正義感が強い人の場合、

※これに近い人たちです

すごくストレートに
「解決しなきゃ」となるのだけど

男と女の関係って
そこまで単純じゃないから
短絡的に決めつけないほうが良くって、

「内輪揉めはほっとく。」が鉄則です。

また、女性って本当に利口な生き物なので
本当に助けを求めたいとき
(正確には、大事にして、男を社会的に葬りたいとき)
は、ちゃんと「助けてー!」と言います。

むしろ、本当に葬りたいときは、
あえて人がいる時に仕掛けて、
暴れさせて

泣きながら「助けてー!」をします。

そうすると、あなたみたいなタイプが
助けてくれるので

怯えるふりをしながら
内心で「ざーまwww」
などと思っているパターンがほとんどで

その女性から、そこのアピールがない以上、
他者介入不要がセオリーであり、正解です。

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咄嗟に動かないことが
全て、悪いわけではない。

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次に、

>私は高校3年間柔道をやったり、
>1年ほど総合格闘技をやったりしておりましたが、
>それでも動くことができませんでした。
>今回の件は数駅で男性が降りて行ったため
>問題にはなりませんでしたが、
>動けなかったことやいざというときに
>勇気を持てない自分が情けないです。
>次、同じようなことがあった際も
>動くことができないような気がします。

ここの問題ですが、

人って面白いのですが

潜在的に「勝てる」
と判断したときは咄嗟に動けて

「負ける」と判断したときは
バイアスかかるんですね。

繰り返しますが、その場面は
「無敵の人」が暴れているみたいな
状況とは、違います。

仮に相手が「無敵の人」の場合
「動く」とは、周りの人を逃してあげたり、
無敵の人の足を引っ掛けて転ばしたりする行動で、

そこに繊細な判断は必要ないわけです。
だから咄嗟に動けます。

「逃す、邪魔をする」=「勝てる」
ですから。

ですが、今回の相談のケースは
かなりの繊細さが必要ですよね?

だって、ただ勝てばいいだけなら、
男性の背後から、
首根っこの衣服を後ろに引っ張って、
すると転ぶので、今度は、
膝を相手の喉元に押し付ければ
終わるわけです。

なのですが、その男性が、
「そこまでされるほど悪いのか?」
というと、わからないわけですよ。
当事者ではないのだから。

あなた自身、脳内で
「元恋人同士っぽいな」
と判断できているわけです。

だから、その場面は、
それで良いんです。

逆に、その場面で、偏った行動が
咄嗟にできる方が、
人として、怖いです。

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「咄嗟に、適切に動ける人」
必要なのは勇気ではなく経験。

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次に「咄嗟に動ける様になりたい」
とのことですが、

確かに、本当に必要な場面で、
最適な行動を選べるなら、
咄嗟に動ける様になった方が
良いですよね?

それは、大人として、必要な能力
だと思います。

ただしそれは、絶対に
「ポジティブ」なことでやってください。

例えば飛行機内で、女性が、荷物を
上の棚に入れるのを重そうにしていたら
自然と手伝ってあげる。とか

駐輪場で自転車ドミノ倒ししちゃった人を
さっと手伝ってあげる、とか

EVやエスカレーターで、
タイミングが一緒になった時
「どうぞ」と、さりげなく
譲ってあげるとか。

そういったポジティブなことを
さっとできる様に
まずは心がけてください。

そっちの方が、はるかに、
モテに近づくし
はるかに、世の中をよくします。

普段、そんな行動に慣れていない人が
難しいネガティブな場面で、
適切な咄嗟の行動を
することは、できません。

ポジティブな場面で
適切な行動が
咄嗟にできる様になると

今回、あなたが、
相談してきた場面でも
本当に適切な行動が、
咄嗟にできる様になります。

その場面、本当に
適切な行動とは

男性側に「大丈夫ですか?」
と尋ねることです。

格闘技とか、戦うとか、
一切、関係ないです。

ただ「大丈夫ですか?」と
優しく語りかけることで

「あなた、うるさいから、
もうちょっと冷静になりなさいよ」
を暗に伝えれば、治ります。

あなたは、小心者じゃないですよ。
ちゃんと、今のあなたなりにできる
適切な行動を、見極められています。

ですので、先ずは、
ポジティブな場面での
場慣れをしてください。

そうすると、咄嗟にできることのレベルが、
正しく上がっていきます。

ありがとうございました。

藤井隆博

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