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【ゆる〜く紹介】リモートワークのための完全ガイド〜Zapierを参考に〜

リモートワークが当たり前になるだろう未来において。
リモートワークの、あるべき姿=行く末を知っておくといいと思った。
現時点で先進的とされる企業の情報をキャッチアップしておく。
設立当初からリモートワークで事業・組織運営を行っているZapier公開の「The Ultimate Guide to Remote Work」を気になったところだけまとめてみた。

そもそもZapierとは?

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2011年10月設立、200人以上の従業員が20カ国に散在。オフィスはなし。
提供サービスはタスク自動化を目的にして、複数アプリ(サービス)を組み合わせるサービスを提供(コーディングは不要)
連携可能アプリ(サービス)は2018年時点だと1000種類を超える。
自分でアプリを連携させてみよう!自動化アプリ「Zapier」の使い方説明【画像付き解説】 がわかりやすかった。

Chapter 2: How to Hire a RemoteTeam~リモートチームにどうやって人を雇うのか~

一流のリモートワーカーの定義は??
要は「自走能力・コミュニケーション能力があって、関係構築ができる」人
上記の特性はフリーランスやスタートアップでの実務経験がある人に見られる傾向がある。
フルタイム(正規)雇用の前に、フリーランスとしてキャリアを出発してもらうことが多い。

項目としては下記
・与えられたタスクに対して自ら意味付けができること。
・ROIを判断してタスクに優先順位がつけられること。
・熟練した読み書きができること。
・信頼に値すること。
・現地でのサポータ体制。
リモートワーカーの候補者の見つけ方
リファレンス、ローカルリモートチームが存在してMeetup等、採用ページ、ブログ、SNS

Chapter 3: How to Build Culture in a Remote Team~リモートチームでの文化構築~

オンラインツールで「楽しく」交流するは、リモートであっても満たし得る。
オフラインで顔を合わせるイベントが年に2回あり、ボードゲームをしたり、ハイキングをしたりすることでお互いへの理解を深め、また文化構築(浸透ではない)している。
地元への貢献を通した企業価値の向上も図っている。地元へのスポンサー活動によって、各従業員の地元におけるプレゼンスをより強く感じることができる。世界中に分散しているからこそ、多くのローカルコミュニティへの貢献でき、広く正の影響を及ぼすことができる。

Chapter 7: This is What a Remote Office Looks Like~リモートオフィスの内装~

リモートワークのメリットとして、作業環境のカスタマイズがある。
オフィス勤務だと、異なる職種にもかかわらず一律同じ環境が与えられることが多い。
意外と気づきにくい、メリットである。

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This is What a Remote Office Looks Like から引用。

共通して見られる設備
・ディスプレイ
 laptopだけを使っている人はいない。
 ディスプレイの高さは、目線の高さ
・キーボード、マウス(またはトラックパッド)
  キーボード・マウスは肩へ負担のない高さ
・デスク
 オフィスと同じくらいの広さの印象。
 キーボードを横に3つくらいは並べられる広さ。
・チェア

オプショナルな設備
・昇降デスク
 スタンディングへの切り替え可能
・ヘッドフォン・スピーカー
・照明

その他
部屋の使い方としてワークスペースという位置づけ(に限定している)。
寝室を併用しているわけではなさそう。
新興企業のデスクってそうなのかもだけど、個人の世界観がかなり出ている。
写真やマスコット、絵画、好きなものが置かれていたりとか。

ベストな作業環境とは設備を整えるだけではない

TED日本語 - ジェイソン・フリード: なぜ職場で仕事ができないのか の動画で言及してある。

要約すると、
人が「最も集中できる環境は?何かを終わらせるときにどこにいくか?」という質問に対する回答は、3つある。
場所・移動・時間の軸で回答が集まるとのこと。
具体的にはカフェ・移動中のバスの中・早朝などである。
決して「オフィス」と回答する人はいない。
回答に共通しているが、オフィスが持ち合わせていない要素が「受動的に邪魔されない」ということ。
受動的と書いているのは、自宅やカフェではもちろん誘惑があるため、選択可能であるが作業が妨害されうるから。
ただし、リモートワークになると非同期コミュニケーションが基本となり、予測不可∧受動的な妨害をほぼ0にできる。

単にガジェット系の作業環境を整えるのみならず、空間を含めた環境を整えてあげられるとよい。

Chapter 9: How to Find Your Optimal Work Environment and Boost Productivity~生産性を最大化させる環境の見つけ方~

心地よい時間帯を見つける
各自が体内時計を観察して、どの時間帯がパフォーマンスが一番上がるのかを観察するとよい。
朝型・夜型がいるように、人によって生産性の高まり方は異なる。
リモートワーク化・非同期コミュニケーションが前提になってくるので、いつ働くかは選択自由となる。(Zapierは特に多国籍でリモートワークなので時差が激しい)
心地よい環境を見つける
5感から入ってくる刺激を最適化する。
温度や湿度も然り、騒音レベル等も調整できると良い。もちろん、明るさ、匂いなども然り。
テレビをつけながら仕事をしたり、音楽を流しながら、はたまた静寂がいいかは本当に人それぞれ。
窓際で仕事をしたい人もいるだろうし。
タスク消化方法を管理する
タスクを分解して、グルーピングする。
そんなに集中しなくても進められるタスク群と、エネルギーを使う(一定の時間を確保すべき)個別タスクにわけていく。
前者はスキマ時間にやっちゃって、後者は時間をまとめてとって進めていくスケジュールを組む。(リモートワークだろうが、オフィスだろうが変わらないことっぽい)
ポモドーロ・テクニック とか組み合わせてもいいかも??

Chapter 11: How to Avoid Burnout in a Remote Team~疲労をさける方法~

リモートワークでは、最高の環境で仕事をしやすくなるし、作業に没頭できる。一方でプライベートと仕事を分けることが難しくなる。
非同期処理になるからこそ、常に仕事に気を張っておく傾向にある。
結果的に疲弊して、燃え尽き症候群に似た症状を持ち傾向。
どのような対策をしているのか?
Zapierでは22人の従業員にインタビューをしている。

ルーティンを作る
1.日課を作ること。
そして、その中に仕事を組み込むこと。
そして、飽きないように日課を時折変えること。
例:季節に合わせたり。
オフィスワークでは、着替える・通勤するなどの所作によって切り替えたり、リズムづくりをしたりしていた。

2.強制終了する。
すべてを終わらせることは不可能であることを、認識しておくこと。
時間などの外部要因でシャットダウンできるようにする。
優先順位を設定して、固執する
目の前のタスクのみならず、能力開発や生活向上のための自己投資に時間を意識的に使うと、最終的な生産性や創造性を向上させることができる。
また「意味のあること」をやることで、継続的なモチベーションを獲得ができる。
明確な境界をつくる
大学生の生活に戻る人もいる。
自分で管理するのが難しいのはもちろんあるし、全部を自分で制御しなくてもいい。

短い時間と長い時間の休憩を取る

人との交流の時間を作る
仕事以外の友人や家族を 育てようとするべきです。
していれば、仕事外の友人関係すでにしていない 燃え尽き症候群に最も役立つのは 文脈の変化です。との健康的な社会生活の時間を過ごすことで、仕事の疲れを紛らわせることができます。

他の参考にした記事

特定のオフィスを持たない勤務スタイル「リモートワーク」のための完全ガイドブック「The Ultimate Guide to Remote Work」
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