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幼稚園やめて転園しました⑧転園後の息子の変化―1学期―

今回は、発達障害児に理解のあるA幼稚園へ転入した後の話。
 
 
※現在通っている園をA幼稚園、転園前に通っていた園をB幼稚園と表記しています。



A幼稚園へ転園を決めて、すぐB幼稚園を退園


 
かなり長い時間と労力がかかり大変だった息子の転園先探し。
 
でもやっと息子が伸び伸びと過ごせそうなA幼稚園を見つけることができた…!
 
A幼稚園への転園を決めてすぐ、B幼稚園には辞めることを伝えた。
 
夫がB幼稚園の園長に電話し、退園の意向を伝えると、引き止めらるようなこともなくすんなりと受け入れてもらえたという。
 
 
―――“息子がいなくなっても何とも思わないんだろうな…”
 
 
と寂しさはあった。だけど、それより『やっとB幼稚園を退園できた』と胸のつかえがとれたようなスッキリとした気持ちが強かった。
 
これが、年少3月だった。
2月生まれの息子はやっと4歳になった頃。
 
B幼稚園は3月で退園し、A幼稚園は次年度の年中4月から入園した。
 
 
 

A幼稚園に転入後、息子の様子


 
まず、A幼稚園がどんな園なのかを紹介。
 
・当時息子が入った年中1クラスには園児13名、先生2人
・他の学年も1クラスのみ、毎年そのまま持ち上がりのクラス
・2-3歳児クラス、年少、年中、年長クラスの計4クラス
・全園児で40~50名くらい
・朝~昼食までは基本各クラスでの活動、それ以外はほぼ他学年の子と一緒に活動(いわゆる縦割り保育)
 
 
息子が以前通っていたB幼稚園は、年少で1クラスに22名×3クラス(つまり1学年70~80人)あったので、A幼稚園はとてもアットホームな雰囲気だなと感じた。
 
 
次に、1学期の息子の様子を振り返ってみようと思う。
 
 
【A幼稚園 年中1学期】
 
 
◆入園式
 
息子が「緊張する…」と言っていたので、私が膝に息子を乗せて一緒に椅子に座って参加。
 
式が行われたホールに入るのが初めてだったし、先生達が皆スーツ姿でいつもと違う雰囲気に緊張した様子だった。その場から逃げたり泣いたりはなかった。
 
 
◆登園
 
家を出るときに登園渋りはなかったが、幼稚園の下駄箱から先に入るまで園庭の遊具で遊ぼうとしたり、玄関で泣いたり、最初のうちは時間がかかった。
 
それでも担任の先生は無理強いすることなく、しばらく待ってくれたり、息子が好きそうなおもちゃで遊ぼうと誘ってくれたり、時には同じクラスの子達が息子の手を引いて教室に入って行ってくれたりした。
 
そうしていたら5月のGW明けには割とスムーズに玄関から教室に入れるようになっていった。
 
 
◆給食
 
元々野菜が全般的に苦手で、食べ慣れないおかず等は口にしない息子が、5月連休明けに初めて給食を完食!
 
完食できるようになる前も、苦手なものでも一口だけ食べてみようとか、次は半分頑張ってみようなど褒めながら、担任の先生が自信をつけてくれたのが良かったみたいだった。
 
完食できた日、お迎えの時に完食して空になったプレートを持たせて撮ってくれた写真は息子が満面の笑みで、私もすごく嬉しかった!
 

◆トイレ
 
入園時、自宅ではおしっこのみトイレでできていた息子。でも4月はまだ朝オムツを履いて登園させていた。この幼稚園ではトイレに関しても焦らすようなことはなく、私も徐々にできればいいと思っていた。
 
しかし、5月下旬、幼稚園のトイレでおしっこができるようになり、登園時もパンツで行けるようになった。その後まもなく、男の子のお友達と一緒にトイレに行ってお手本を見れたのが良かったのか、立っておしっこもできるようになった!
 
トイレについても担任の先生はたくさん息子を褒めてくれていた!
 
 
◆保育参観
 
前のB幼稚園では、教室の後ろの方に座らされて、嫌がったり、他の子がやってることと同じようにできなければ先生に抱っこされていた息子。
 
A幼稚園に入園してまだ1ヶ月半くらいの5月末の保育参観では、年中クラスの子供達と同じように椅子に座り、先生の話を聞いたり、みんなで歌を歌ったりできていた…!これには、驚いた!そして嬉しかった!
 
もしかしたら「ママー!」って言って泣いて駆け寄ってくるかなとも想定はしていたけど、私と夫、他の保護者から見られていると気づいても、最後まで椅子に座るってクラスの活動を終えることができた。
 
でも、さすがに緊張したのか、参観が終わって下駄箱で靴を履こうとするところで泣いてしまったけど、本当によく頑張ってくれた!
 
 
◆年長さんとのトラブル
 
5月から給食が完食できたり、日中はオムツがはずれたりなど、順調に成長が見られ園生活にも慣れていった息子。しかし、一度だけトラブルが起こった。
 
7月に全園児共有で自由遊びをするホールで、息子が年長さんに噛みついてしまったとのことだった。噛みついてしまったのは、年長さんが片付けをするというルールが決まっているブロックで息子がまだ遊びたかったようで怒ってしまったのが理由だったらしい。
 
この出来事には驚いたが、この時の担任の先生の対応は良かった!
 
まず、私への報告はきちんと口頭で言ってくれたこと。息子が悪いという言い方はせず、園のルールがまだ分かってなくて怒ってしまい、噛みつきに繋がったのではないかとも言ってくれた。
 
また、その時泣いてしまった息子に、気持ちが落ち着いたタイミングを見て、本人に理由を聞いてくれたという。そして、次は噛みつかないように担任の先生から繰り返し園でのルールを息子に伝えますとの事だった。
 
 
◆盆踊り
 
夏休み前に保護者が観覧できる盆踊りに参加した息子。
 
以前通っていたB幼稚園では、みんなと同じようにできないと運動会の種目にいくつか参加すらさせてもらえなかったが、このA幼稚園では見事、盆踊りをやりきることができた!少し緊張した面持ちながらも、担任の先生が近くにいる並びにしてくれたようで、時々動きを見ながら踊れていた!
 
担任の先生も息子につきっきりというわけではなく、数回声かけをするくらいだった。この盆踊りをやりきった息子の姿を見て、
 
―――“本当に幼稚園を転園して良かった!!”
―――“息子に合う環境・先生だったら息子は成長できるんだ…!”
 
と心から思った。他の園児や保護者には何気ない盆踊りだったかもしれないけれど、私と夫は、息子に合う幼稚園に巡り合えたことと息子の成長ぶりに感動して涙をこらえきれなかった。
 
 
 
次回は次回は【 幼稚園転園の経緯⑨ 息子4歳(年中) A幼稚園へ転入 息子の変化―2学期― 】の記事をアップ予定。
 
また、読みに来てくれると嬉しいです☺
 

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