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【鈴木祐「最高の体調」の感想】”現代人”が知っておくべき自分の身体のことが分かる

こんにちは。
今回は、鈴木祐氏の「最高の体調」を読んだ感想と個人的なまとめを書きたいと思います。
この本のコンセプトとしては、人間の身体は狩猟採集時代から大きく変わっていないから、現代の生活に対応していないから体に不調が出る「文明病」という考え方です。
身体に不調が出る仕組みと、ストレスの元をいくつかのトピックに分けて解説してあります。

文明病とその影響

文明病とは?

初めにも書いたように文明病は、人間の身体が狩猟採取民族時代にあった作りになっているがために、現代のライフスタイルだと出てきてしまう不調のことです。その要因は主に3種類に分けることができます。狩猟採集民族の時より「増えたもの」「減ったもの」「新しくできたもの」です。

増えたもの

「最高の体調」内では、たくさん紹介されていましたが増えたものといえば何といっても「カロリー」です。狩猟採集民族の時は、いつ餓死してもおかしくない状態だったので、それに対応して「食べれる時に食べる」というシステムが頭に刻み込まれています。

減ったもの

減ったものといえば、運動量です。生活習慣病の予防などに加え、ストレス対策にも運動は欠かせません。また、自然とのふれあいも減少しています。自然と触れ合うことはリラックス効果があるのはもちろんのこと、土のような自然環境に触れると免疫が上がると言われているので、そういった面でも大切です。

新しくできたもの

新しくできたものは、インターネットが大きいのではないでしょうか。インターネットを使うことで、江戸時代1年分の情報を1日で摂取しているという話もあります。

ストレスの元とその対策

ストレスが身体に与える影響とその対策の中から軽くまとめます。

ストレスがやばい訳

狩猟採集民族の時の生活を考えてみると、ライオンなどの獰猛な動物がいつ来てもおかしくないので、「来た!」というときに一気に戦闘モードに移り変わるシステムを持っています。戦闘モードになると、「交感神経」が有意になります。

余談ですが、交感神経は「闘争か逃走の神経」と呼ばれています。韻を踏んでるわけです。また、これの元になったであろう英語バージョンは""fight or flight""と表記されているので、遊び心に感心しています。

狩猟採集民族の時は、食われてしまえば一巻の終わりではあるものの倒したり逃げ切ったりすればセーフで万事解決です。」しかし、現代では悩みの下となるものがずっとある状態です。ライオンに追われるほどの緊迫感ではないものの、戦闘モードがアイドリングのようにずっと負荷がかかります。

交感神経が優位になると、心拍数が上がるのをはじめとして何かに対抗するのに全振りの状態になります。そうなると体はリラックスることもできず負荷がかかってしまうというわけです。

やろうと思ったこと

15分の昼寝

現代人における睡眠不足はもはや社会問題といってもいいのかもしれませんが、毎日十分な睡眠時間を確保できていると胸を張って言える人は少ないと思います。そういう時に昼寝を推奨されますが、私自身昼間に寝ようと思っても寝られない性質なのです。しかし、目を閉じるだけでも昼寝の効果が得られるそうなので、そういう時間を積極的に作っていきたいと思いました。ただ、周りの音などはコントロールしないといけなそうですが。

観葉植物を置く

観葉植物は以前置いていたのですが、枯らしてしまいました。それ以来めんどくさくなって、おこうとさえ思っていなかったのですが、自然を感じるためにもやはりもう一度置いてみようかなと思いました。でも、枯れにくいとネットに書かれていたポトスを枯らしてしまったので、どうすればいいものやら。確かに、水の交換を怠ってはいたものの減っていなかったからしょうがないじゃないかと思っていましたが、この本の中の習慣化のテクニックを応用して1週間のうちのどこで水を変えるとかを決めてしまえばよかったのかなと思います。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
新生活の時期で体調を崩しやすいと思うので、是非お手に取ってみてください。(かく言う私も生活リズムの変化に対応できていません)

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