今年は、戦後79年。
私の祖母は、昭和10年生まれで89歳です。
戦争の話はほとんど聞いたことはありませんでしたが、
昨年、原爆による黒い雨を浴びた話を聞き、
改めて戦争の恐ろしさ、今生きていることの有難さを感じました。
世界に目を転じると、戦争やテロが跋扈し、
各国首脳の暗殺未遂や事故死など不安定な情勢が続きます。
加えて、日本を取り巻く環境も、安定する見通しはありません。
そんな中、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子、2009)
を久しぶりに読みました。
なぜ日本は、あのような戦争を起こしてしまったのか。
我々は、あの経験から何を学べるのか。
改めて少し考えてみようと思います。
革命を遂行しようとしたがためにスターリンを選んだ。
結果として、スターリンがしたことは、独裁政治であった。
この歴史から我々が導き出せることは、果たして何でしょうか。
自由民権運動をしていた者たちが、心の底から納得して運動に参加していたのか。
「尊皇攘夷」を掲げていた者たちが、心の底から納得して運動に参加していたのか。
結局のところ、自分が可愛いのが人間の本質なのではないだろうか。
今も日本は形式主義なのではないだろうか。
たくさんのハンコが並ぶ起案。中身にどれだけ興味があるのか。
意味(中身)のある仕事がどれだけできているだろうか。