丹藤さんの紹介
2021年8月に民医連(全日本民主医療連合会)が編集する月刊誌『いつでも元気』(No.357)に、丹藤量子さん(みやぎ東部健康福祉友の会事務局長)が「好きになる入院服 Fudangi」を投稿して下さいました。
お許しを得て丹藤さんのご投稿を以下に紹介させて頂きます
丹藤さんのご寄稿には、『いつでも元気』の多くの方から感想が寄せられました。お許しを得てこの感想を次に紹介します。
丹藤さんのご紹介と、読者の皆さまのご感想を拝見すると、改めて泰が長い闘病生活で、どこの病院でも一般的な、前開きひも閉じの病衣になじむことができなかった彼の思いは、同じ経験をした方に共通していることを痛感しました。なじめなかったのは、この種の病衣には、おしゃれ感がないこと、前がはだけてストレスがたまること、点滴をしていると着替えがたいへん、等々の問題があるからだと思います。
4番目の感想を寄せられた方と、最近、同じ経験をされた方が近くにいます。心房細動のカテーテルアブレーションの手術をしたのでしたが、麻酔が良く効き、寝入っている間にあられもない格好になっていた、そこに診察のために医師と看護師さんが数名で現れ、急に起こされ布団を外され何とも恥ずかしい思いをすることになった、と。
Fudangi は患者提案型の入院服です。発案者の泰が病床で試作を繰り返し、亡くなる2日前、話すことができた2020年7月17日の朝まで袖丈の長さに関する指示を私たちにしていたのでした。
最後の指示は逝去する直前の着替えでした。
泰の考案したFudangi が、少しでも入院患者の皆さんや、肩や腕に障害があり、着替えが困難な皆さまのQOL向上に役立つことができればと思います。
Fudangi の試作品ができたとき、泰は点滴の一時停止が不要なことを看護師さんに話しておりました。ダブルチェックが不要になるから看護師さんが2人揃わなくとも着替えができる、看護師さんの負担軽減にもなるんだ、というのです。
Fudangi に託した泰の思いが多くの方に届くことを願っています。
大村泉・陽子
(株)YAS
HP: https://fudangi.jp
連絡先:hello@fudangi.jp
ご注文はHPからお願いします