見出し画像

モチモチの木 第2時

はじめに

本日は昨日に引き続き「モチモチの木」の第2時です。
いよいよ今日から物語の読み取りに入っていきます。

授業の実際


モチモチの木 第2時

導入部

基本的にどの授業の始まりにも子どもたちに聞くことがあります。

「前回は何をやって何が分かったか近くの人と確かめて!」

担任の肌感覚ですが、この活動を入れるだけで子どもたちは授業に入りやすくなります。また、子どもたちが確認し合っているときに板書もしてしまいます。(子どもに暇な時間を与えないという副次的な効果もあります。)
リレーで言うところの助走みたいなものです。本時にスムーズに入るための一工夫です。

今回の授業だと
「単元のめあてを決めて、今日は「おくびょう豆太」の場面を読みます。」ということが子どもの口から出てくるのです。

読み取りの準備部

本時では、本文に入る前に押さえておきたい言葉がありました。板書にあるように「語り手」「地の文」「会話文」です。まずは、それぞれを確認します。
これだけ言ってもポカンな子どもたちもいます。そんな時は例を出して説明します。
世界の○てまでイっテQ とかで流れているやつだよ。などです。
いかに子どもがイメージできるかが大事だと思っています。
また、説明だけで終わるのではなく、「語り手」に分かること分からないことも確認しました。様子や行動はわかるけど、気持ちはわからないよね。と。
今回のめあてである
<「おくびょう豆太」を読み、二人の性格や気持ちを考えよう>
につなげるためでもあります。
「豆太」や「じさま」の気持ちを読み取るためには、会話や行動に注目しなければならないからです。

読み取り部

子どもたちの音読の際
「豆太」の会話や行動には赤線、「じさま」の会話や行動には青線を引きながら読んでください。
と指示を出しました。

範読を聞く際や自身で読む際には、ただ読ませるのではなく、意識することを伝えるようにしています。

ドラマでもこの人怪しい!?と思ったらその人の行動に注目してドラマを見ていきますよね。それと似た感じです。意識して読むだけでぐっと物語の内容が入っていきます。

本時は「豆太」と「じさま」の会話や行動をまとめるのは初めてだったので、一緒にまとめていきました。
明日以降は子どもたちに任せる予定です。

その後、表をもとに「豆太」と「じさま」はどんな人かをまとめさせました。
前にXのPostで国語にまとめはあるのか?という投稿がありました。

クラスとして一つにまとめる。
自分の考えをまとめる。

上記が私の考えです。
そもそも、物語の解釈で全員一致を目指すことが違うのではないかと思っています。
大事なことは、子どもたちが本文のどの叙述から読み取ってそれをどう解釈したのかです。

子どもたちは「豆太」はおくびょう。「じさま」は優しいと答えていました。しかし、子どもによって根拠とした叙述は異なっていました。これが国語のおもしろいところだなと思っています。

選ぶところは同じでも解釈が違う。
解釈が同じでも選ぶところは違う。

子どもたちにもおもしろいと感じてもらいたいです。

おわりに

とりとめもなく書いてしまいました。分かりにくいところが多々あると思いますが、ご容赦ください。
明日は第3時を書けたらなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?