ニートの俺とすごいお前ら。

こんなにも、俺の価値観を作り上げてくれた人らは決まってもう、この世よりずっと遠くに行ってしまっていて、
なんでって言葉ばかりが喉の奥にのこる。

ずっと残されてばっかだ。
いやまぁ関係性なんてゼロだし、
俺なんかただの一般人に過ぎないけど、
それでも俺なんかよりずっと、ずっと長生きすべきなのに。

また一つ歳を重ねる。

何もしないで過ぎていく人生がいつか劇的に変わるのかもしれないと思うと怖くなるな。
誰かが言った、

いつも摘まれるのは三葉のありふれたクローバーじゃなく、四葉の輝いてみえるクローバーでしょう、と。

あぁそうだよ。その通りだ。
だって見つけたらうれしいし、
みつけたみつけた!なんて、嬉しそうに報告しに行くだろう。
……だから、俺なんて言うありふれた三葉じゃないおまえらは先に行ってしまう。
あぁもうくるしい。
なんでだよ、どうして、
そう思っていたって現実は何も変わらないし、
ただ残った遺物を大切に、大切に抱え込んで眠るしかないだけだ。
ニートでどうしようもないクソみてぇな俺だけど、
明日の光は優しく照らしてくれる。
それがどこか憎らしくなったって何も変えられやしない。

そういや明日は雨が降るらしい。
雨と共に、こんなクソみてぇな俺と、このどうしようもないこの気持ちを洗い流してくれたら、
……どんなにラクだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?