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アニメの聖地巡礼がきっかけ。神社巡りの旅

昔はよく行っていたが、アニメがきっかけでまた神社参りをしている。娘が好きな夏目友人帳の聖地巡礼がきっかけだ。
熊本・人吉に行く前に「蛍火の社へ」の舞台上色見熊野座神社へ行った。

とても神秘的。神社は灯篭が石段の両側に上の方まで連なっていて、お社は木々に囲まれたはるか山の上。参拝するとその奥にさらに穿戸岩といわれる大風穴がある。そこから見る周囲の山々の景色のすばらしさ、穴を吹き抜けるすがすがしい風。そこで半日ぐらいいついてしまった。飛行機とバスに乗って自力で行った甲斐があった。

余談で、神社前の道路沿いにそう遠くないところに豆腐料理屋がある。ここおいしかったです!

次の日からは夏目友人帳の舞台の神社などももちろん回った。
夏目友人帳が描かれている花火大会のポスターも入手。もちろん花火大会も満喫。
(ちなみに翌年も訪ねている)

それとは別に私は”明治東亰恋歌"というアニメも好きだ。
その登場人物の小泉八雲。ある日、本屋に行ったら小泉八雲の
”神々の国の首都”という本が目に留まった。
(夏休み宿題用、学生向け図書コーナーだったが。)
買って読んだ。小泉八雲は怪談話の本しか知らなかった私にとって心に衝撃が走った。小泉八雲の描いた明治時代の日本の情景はなんてピカピカして美しいんだろう。外国人が見た現代の日本人の知らない日本の日常の風景。もう心は神在月の出雲へ行こうと。

出雲は2度目。20代の頃JRチャレンジ20000キロでJR全線踏破の旅をしていた。その際立ち寄った。ユースホステルに泊まり、同室の女性2人と親しくなり、一緒に出雲大社&八重垣神社へ行くことになった。
この時も神在月だった。予備知識もないまま訪れた。出雲大社へ行ったときは社の威厳の高さに感動を覚えた。女性たちの勧めでそのまま八重垣神社へ。参拝後、結婚占いができる鏡池へ行った。半紙の上に5円玉を置き、3人一緒に池に浮かべた。すぐに手元で半紙は沈んだ。私はそれから3年後結婚したが、彼女たちもおそらくしているかと思う。

当時、威風堂々さに圧倒され、後ろ髪惹をかれる思いで大社駅で電車に乗り込んだ。また来ようと。その時の気持ちを30年経って思い出した。

2度目の出雲も周辺の風景は変わったが、大社はあの時のままだった。
小泉八雲の本を読んでからなので、浮ついた心はなく当時に思いを馳せながら参拝ができた。
そしてコロナ明け、娘2人を連れてまたまた出雲を訪れた。

今は旅行=神社巡りになっている。
高千穂神社、宇佐神社、熊野三山、伊勢神宮、三峰神社。
特に、人もまばらな朝早くの参拝が気持ちがいい。
大抵前日に神社近くの宿に入り、朝食前に参拝。
ひんやりとした、緑の濃い匂いが体中にしみわたってくる感じ。
やさしく柔らかな日差し。
月参りにお邪魔しているいつもは賑っている神田明神も
朝8時前に参拝したらいつもと全然違う雰囲気だった。
五感で幸せを感じられる神社が至るところにある。
まだまだたくさん行きたい神社はある。
日本人に生まれてよかった。






#わたしの旅行記

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