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Vol.165 大企業病について考察②(後編)

どうすればセクショナリズムの行き過ぎを防止できるか?ですが、経験則から以下3点を挙げてみました。

①組織の長が互いに良好な関係にある
・例えば、「この問題は〇〇部に聞いてごらん、〇〇部長のことはよく知ってるので」と△△部長が言える関係にある場合、〇〇部と△△部は良好になる可能性が高いです。

②組織間の人事異動が頻繁にある
・〇〇部と△△部間の人事異動が頻繁にある場合、互いの立場を理解する人が増えるため、協力的になりやすいです。

③部門横断的なプロジェクトが存在する
・例えば、製造業であれば脱炭素はABCいずれの事業部でも共通する課題であり、部門横断的なプロジェクトが組まれやすいです。実際、私も脱炭素関連の業務に取り組んでいます。

以上、3点並べてみましたが、②は会社の人事制度次第な面もあり、能動的に何か出来る部分は少ないのが実態です。

その点、①③は意識を変えれば積極的な関与が可能と考えます。

課長としての意見になりますが、以下のアクションならすぐに実行できます。

【①のため】
・他部門の依頼にすぐ回答する

・(特に知り合いの場合)〇〇の投資案件ってどんな感じ?のように、質問してみる→自部門のことを興味を聞かれて嫌な人はまずいないはずです!

・同期の繋がりを大事にする(大企業だと大体同じタイミングで昇進するため、仲の良い同期の部門とは連携しやすい)

【③のため】
・ネットワークの中心に立ってみる(積極的にスケジュール調整したり、資料を取りまとめたり)→部門横断的だと誰がやる?の空気が蔓延しやすいため、ゴタゴタ言わずにサッサとやってくれる存在はありがたがられ、名前も覚えてもらいやすい(しんどいですが、一種の投資です笑)

・自ら企画してみる(もちろん、他の会社との連携もOK)→グロービス時代に考えたことがありまして、今実践に移していますが、〇〇やってみませんか??と声を掛けられて嫌な人はいない、というのが実感です。

ということで、結論はできることからやってみる、自分にやれることはあるはず、です!

明日も最幸の一日にしましょう♪


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