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Netflixで『劇場版ラジエーションハウス』観ましたー。(ネタバレなし)


はじめに

 Netflixで劇場版『ラジエーションハウス』観ましたー。主演は窪田正孝さんで、本田翼さん、広瀬アリスさんなど、その他多数の豪華俳優陣出演の本作。内容的に放射線技師の奮闘を描いた話で、テレビシリーズで人気を博していたようなのですが、未視聴だったので今回の劇場版で初めて触れる形になりました。
 医療ドラマの中で、医師ではなく放射線技師にスポットが当たっているのが珍しく、医療におけるチームワークの尊さを感じることができる作品でした。記録したいと思います。


個人的な評価

ストーリー  B+
脚本     B+
構成・演出  A
俳優     A+
思想     A
音楽     B
バランス   B+
総合     A

S→人生に深く刻まれる満足
A→大変に感動した
B→よかった
C→個人的にイマイチ

あらすじ

 ”72時間―。それは、人の生死を分ける時間”

 甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝さん)は落ち込んでいました。大好きな甘春杏(本田翼さん)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからでした。「72時間を切ってしまいました」お別れまでのカウントダウンを胸に刻む唯織のことを、ラジエーションハウスのメンバーは元気付けようとしますが、唯織への秘めた想いを抱える広瀬裕乃(広瀬アリスさん)だけは、自らの進むべき道について悩んでいました。そんな中、杏の父親・正一(佐戸井けん太)が危篤との連絡が入ります。

 無医島だった離島に渡り小さな診療所で島民を診てきた正一ですが、杏が父のもとに着いてほどなく「病気ではなく、人を見る医者になりなさい」との言葉を残し息を引き取ります。生前、父が気に掛けていた患者のことが気になり、島に1日残ることにする杏。そこに大型台風、土砂崩れ、そして未知の感染症が襲いかかります。遠く離れた地で杏が孤軍奮闘していることを知った唯織は、大切な仲間を守るため、苦しむ島民を救うため、ある決心をします。8人の技師たちが選んだ未来とは。「別れ」の時刻が近づいています―。

感想

 内容的に、前半は飲酒運転の対向車に正面衝突されて意識不明の重体に陥った妊婦の女性とその夫のストーリーで、後半は感染症が蔓延する離島での医療活動でした。

 本作が他の医療系の作品と違うのは、X線撮影などを駆使し病変を写す「診療放射線技師」と、その画像診断や放射線治療をしたりする「放射線科医」の活躍をクローズアップし描く斬新で現実的な設定でした。これらのスキルは医療器材技術の進化などに伴い、ますます重要度が上がっていると思われます。高い志を持つ医療従事者の葛藤を描きつつ、予備知識が無くても医療の面白さや重要性も体感できる良質な作品でした。

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