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思考の整理をするメンヘラ

 切った男との楽しかった思い出がよみがえり涙するなどしていた。泣きたいときは泣けばいいし、怒りたいときは怒ればいい。

 まだ記憶のあるうちに、2月からさかのぼって自身を振り返ろうと思う。

2月
男との出会い

○恋愛
今思えば会う前のやりとりが一番楽しかった。初めて会ったときが幸福のピークだったかもしれない。まさかセフレ化されるとは夢にも思っていなかった。

○仕事
彼氏ができた!(思い込みで)精が出る出る。

○病状
服薬は継続していた。しあわせなので、治ったと思い込み始める。

3〜5月
有頂天

○恋愛
デートの打診は断られ、好きという言葉にも曖昧な返事であることに疑問は感じつつも、大好きだからいっか!で片付けられた時期。好きな男に抱かれるのは紛れもない幸福であった。

○仕事
しあわせだったので、精が出る出る継続中

○病状
もう完全に治ったものと思い込む。かかりつけ医に相談した上で断薬を開始し成功する。

6〜8月
うつ

○恋愛
会う頻度を減らされ、このあたりから芽吹いていた不安が一気に成長し始める。もしかして、コレって…カラダだけの関係…ってコト?!だけどそんなの信じたくないよォ!!助けてよカヲルくん!!もちろん誰も助けてはくれない。

○仕事
当然影響が出始める。7月が一番落ち込んでいた。8月は繁忙期のため、かえって男のことを忘れていられたのはよかった。ただし社内の事情から、尋常でない量の仕事をさせられたために、パンク寸前だった。常にバチギレである。そうでなければやってられなかった。
しかし、恋愛でメンブレしながらも、仕事なんだからとなんとか切り分けて業務を遂行できるだけの社会性を身につけたのはえらかったし、大きな収穫となった。

○病状
言わずもがな最悪。仕事中はバチギレ、プライベートでは男のことで悩み、6〜7月は分離不安症のような症状が出ていた。寝ているときだけが安息。会いたくてたまらないのに、さみしくて死にそうなのに、相手に言ったら離れて行かれそうで何も言えなくてひとりで耐えていた。実母に男のことは伏せ、生きるのつらいと号泣電話をかましていたのもこのころ。

9〜10月
葛藤

○恋愛
さすがにこれはおかしいなと思うようになる。しかし、どうしても真実と向き合うのがこわく、黙っていれば、少なくともこのままの関係を維持することができる。結局は自分から働きかけることのできなかった時期。

○仕事
とりあえず繁忙期が終わり、理不尽なまでの残業からは解放されて、一時的には回復したものの、結局のところ人員不足は変わっていないのだから、ひとりですべて片付けなければいけない現状は変わらず、しんどい思いをし続ける。

○病状
低め安定。期待しなければ傷つくこともない。恋愛も仕事も、自分を取り巻くものに対して、投げやりまでは行かないにせよ、諦めることである種の悟りを開きそうな時期ではあった。


11月
決断

○恋愛
テメェは私のことをただの穴だとしか思っていないようだね?という扱いを立て続けに受けたため、さすがに目が覚める。世の中知らない方がしあわせなことってあるよね。目をつぶり続けていれば、気づかないフリをしていれば、すがりついていられたけど、もう本当に限界だった。
顔合わせ以来、一度もデートせず、相手の都合のいいときだけセックスをし、ラインもおろそかにされる。
こんなのは、私が望んでいた恋愛じゃない。だから、ハッキリさせてやった。

○仕事
新人の相手がクソほどダルイが、だいぶ平穏に近づいては来た。

○病状
やっと本当のゴールにたどり着いた感がある。他人に依存したしあわせで病気が治るはずがなかったんだ。結局は自分との闘い。よく向き合った。


総括
よく頑張った。
31才という年齢の割に、人生で大した経験も挑戦も苦悩もしてこなかったんだなということが浮き彫りになった一年だった。
二度と繰り返したくはないけれど、何もせず、何も知らないよりは、ずっとよかったと思う。つらい思いをした分、得たものは大きい。
今すぐ動き出したいところではあるけれど、焦らず少し休んでもいいんじゃない?すくなくとも、今週1週間くらいは、先のことを考えるのはやめて、労働するだけにとどめても、バチは当たらないよね。
よくがんばりました。

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