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【経済】戦争と人口ボーナス

日本は1950年代から70年代の高度経済成長によって戦後から非常に早い経済成長と国際社会への復帰を果たしましたが、なぜ高度経済成長が起こったのでしょうか。

僕はずっと「戦後の日本人が知恵と体力を振り絞った結果」だと思いながら過ごしていましたが、調べてみると中々面白かったので、高度経済成長の理由を僕なりに考えて書いてみようと思います。

敗戦国、日本

日本は太平洋戦争(最近はアジア・太平洋戦争とも呼ばれる)での敗戦国であり、戦争の爪痕やその後の国際社会での位置など、かなりのダメージを負いました。
ですが、その後非常に早いペースで立て直し、1964年には東京オリンピックを開催するまでに至っています。

日本の経済は、第二次産業に転換し大きく工業化が進みました。設備投資が進み、国内の消費も輸出も増えていきました。

ラッキージャパン

日本は非常に運が良かった。
というのがこの記事の結論です。2つ理由があると思っていて、それが戦争と人口ボーナスです。

戦争は儲かるという事実

1950年に日本の隣で朝鮮戦争が始まりました。今でいう北朝鮮と韓国との戦争で、構造的には冷戦下のソ連とアメリカの代理戦争といえるものでした。
「朝鮮特需」を授業で学んだと思います。日本は戦後まもなく、朝鮮戦争によってアメリカ軍から必要な物資の注文を受けていました。皮肉にも戦争で受けたダメージを、隣の戦争関連でモノを売ることで回復するという形でした。

人口が増えるとボーナスがある

当たり前と言えば当たり前なのですが、人口が急激に増えた国には、その分働き手が増えるので、経済は成長しやすいです。一旦急激に増えて経済が安定し始めると、少子高齢化に向かっていくので何度も使えるボーナスではありません。

中国やインド、最近は東南アジアの経済成長が著しいですが、どれも人口ボーナスがありますよね。

過去の成功に喜ばない

結論2つともたまたま、良いタイミングで訪れたので、高度経済成長を日本の底力だと考えてしまうと危ないなと思います。

個人レベルでも、過去の成功における運の要素を軽視せず、運が良かったことを認識することが大事だと思いました。

以上!ご覧いただきありがとうございました。

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