【政治】裏金問題の本質は

自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題が昨年から1月末現在まで続いています。

この事件をテーマとした初の国会審議が29日に開かれ、与野党から制作活動費の不透明さに焦点を当てた見直しが求められました。

今回の裏金問題を報じたことで、世論として政治不信が高まったと思いますが、裏金=悪、のような前提があるように感じます。

裏金=悪なのか、裏金問題が本質的に何が問題なのかを考えて書こうと思います。

裏金の使い道

まず今回の例でいくと、政治資金パーティー券を売って得た収益があり、個人のノルマ分を超えた分を政治資金収支報告書に記載していなかった分がある。これが裏金で、問題になっていました。

この裏金が何に使われていたのか。
これ次第で話が変わってくる問題のように思います。裏金を作っていただけで嫌悪感を感じる方もいるとは思いますが。

個人がプライベートで、キャバクラ代に使っていたり、愛人に貢いでいたり、また選挙買収に使われていたなどの使途であれば、それは悪であると判断できると思います。

ただ、今回の使途は、パーティ券が売れなかった時にそれでもノルマが達成出来るように、超過した時はその分をプールして補填用に取っておいていた、ということが事実か分かりませんが、1つ話としてあるようです。

もしそれが事実だとすれば、検察が今回のように動き、与野党の透明性を増す提案などは、なんというか、使う時間やお金に対して得るものがそんなに無いように思います。

規制強化の怖さ

日本は何となく、お上の言うことに従っていれば大丈夫、のような感覚が無いとは言い切れない。

また、取り締まる側(警察や検察など)は正義である、のような感覚も然りだと思います。

エスカレートしすぎなければ良いと思うのですが、あまり行き過ぎると、ソ連や東ドイツのような、今でいえばロシアや中国もそういった部分があると思いますが、自由が無くなる可能性があります。

何でも規制すれば良い訳でもない

今回は政治資金規正法に違反しているとして動いていて、裏金が良くないことに使われた可能性もまだ不透明故に否めません。

不正行為の温床とならないように、透明性を求める改善の要求も、流れとして普通だと思います。

こうしたニュースを見る時に、規制される対象だけではなくて、規制する側に対してもフラットな視点で監視していくことは、重要なのではないかと思います。

以上、裏金問題の本質は、についてでした。
ありがとうございました!

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