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トラウマか心配性か トライアンドエラー

こんにちは。

私は湿気が苦手です。

湿気が多いこの時期に乾燥を感じるのです。
何故ですかね?
冬は皮膚の表面に、この時期は体の中に乾燥を感じます。
喉がムズムズしたり、萎縮性膣炎が悪化したり、腰痛が出たり。
そんな体がスッキリしない日々を過ごしてます。

ところで。
約7年間続いた更年期障害が抜けてきたので、週2で仕事復帰する事になった。

決めた時はウキウキしていたのに、今は不安で仕方がない。
週2なんてたいした事ないと、思われるかもしれないが、体に自信がないのだ。
それならやめとけばいいのにと、思われるかもしれないが、一歩外へ出たいのだ。
矛盾してますよね。

今年の夏は、久しぶりに4泊の旅行を計画している。
更年期障害が良くなってきた2年ほど前から旅に出ているがほとんどが1泊。一昨年3泊した時は旅先で具合が悪くなった。今年は、4泊でゆったりスケジュールをたてているが、不安になってきた。
体調は大丈夫だろうか、旅先で具合が悪くなったりしないだろうか。
やはり、体に自信がないようだ。

更年期障害で動けなかった約7年間、次から次へと色んな症状に見舞われ、ヘトヘトになった。やっと治ったと思ったら次の病がやってくるを繰り返した。
鬱の薬も一時期飲んでいた。
そのトラウマみたいなものがあるのだろうか。
体に自信がない。

いや、昔からそんな傾向はあった。
楽しみにしていた事が、日が迫ってくると不安になってくる。
悪い事が起きたらどしようとか。
だから、今更かもしれない。

不安症で心配性。

今回の仕事復帰の話をしたらある人に言われた。
トライアンドエラーだよと。

どうやら私の更年期障害はまだ大きな一歩が残っているようだ。


大竹まことのゴールデンラジオが好きである。
毎日ポットキャストで聞いている。
いつだったか、誰だったかも忘れてしまったが、あるゲストさんが漫画の一節を紹介していた。

それは、水木しげる『ねずみ男の冒険』
幸福の甘き香りの一節、〈ある役人の場合〉である。

大まかであるが、このような話である。

ある役人は、ガリベン、読書、大学を卒業する事、貯金、家を買う、妻、子供、そして子供を大学にやるなどを『将来の幸福のため』『将来幸福になるために必要』『老後を幸せにするために必要』として実行してきた。
そして役人の臨終間際の会話。

役人『わしは少しも幸福ではなかった』
妻 『あなたは幸福の準備だけなさったのよ』
役人『味わうことを忘れていたのか』

とても気になったので早速『ねずみ男の冒険』を買った。

幸福の甘き香りの一節を読んで、自分もこの役人と同じだなぁと思った。
その時々の幸福を味わう事をしていない。
幸福なはずなのに、幸福を味わう事なく次に起きるかもしれない悪い事や心配な事への準備に入ってしまうのだ。

幸福を味わう前に次の心配事を探してしまう。
過去を後悔したり、明日やもっと先の未来が不安になったり、結局私は今を生きてなくて過去や未来を行ったり来たりしているのだ。

性分なので、そうそう変われないだろう。
それは自信がある。
変な自信だ。

でも、この一節は私のこれからの生き方に大きな影響を与えた。
幸福を味わう努力をしてみよう。
今を生きる努力をしてみよう。

臨終の時、『あ〜幸福だったなぁ』と思えるように。

これが私の最終目的。



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