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本日は旧正月。いいそーぐゎちでーびる

いいそーぐゎちでーびる!
あけましておめでとうございます!

今日は旧暦の1月1日、旧正月。

沖縄はまだ生活に旧暦が残っている地域で、新正月、旧正月どちらも祝う。
何なら、あの世の正月の十六日正月もあるので、新旧と旧暦1月16日の3回祝う。

特に漁師町の糸満市では大漁旗を揚げて旧正月を盛大に祝う。

私の家は仏壇も墓もないし、今年は喪中でもあるのであいさつ回りもせず、ふつうの休日として過ごした。

ただ、夕飯は少しうちなー料理にしようと決めていた。
久々にこどもが好きなうちなー料理「じゅーしー」を作ろう。

沖縄でじゅーしーといえば、水気の多い雑炊のようなぼろぼろじゅーしーと、おこわのようなくふぁじゅーしーがある。

くふぁじゅーしーとは「硬い」(くふぁ)じゅーしーだ。

うちでは、ゆでた豚三枚肉ブロック、水戻ししたしいたけと切り昆布、にんじん、ごぼうを具材にすることが多い。ひじきをいれることもある。 

具材を切るのもめんどうです

洗った米に調味料を混ぜ、豚のゆで汁としいたけの戻し汁を炊飯釜の規定量まで入れて、5ミリ角に切った具材を乗せて、炊飯器で普通に炊き込む。

豚をゆでるのが少し手間だが、簡単に作れるごちそうだ。


我が家のくふぁじゅーしー

夕飯はくふぁじゅーしーと沖縄そば、クーブイリチー(昆布の炒め煮)にした。

じーまみ豆腐(ピーナッツ豆腐)、スヌイ(もずく)も準備していたが、そばが多すぎて食べ切れそうもない。明日以降のお楽しみに取っておく。

そばもじゅーしーも、作り置きしづらいものだから、うちではあまり作らない。

私が休みの日にだけ作る特別な日の料理だ。

「いいそーぐゎち(いい正月)だからそばとじゅーしーだよー」

私の言葉に子どもたちも「いいそーぐゎちだねー」と笑う。

あと何度、うちで家族みんなで祝えるのか分からない。だからこそ、地元の行事ごとを大切にしたい。

全然伝統に基づいてはいないけど、私が旧正月にこんなことしてたなーと、大人になっても思い出してほしい。

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