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ハリーポッターと過呼吸

眼鏡とのお付き合いは、
もうかれこれ
23年になる。

小学生の高学年の頃、
急激に視力が悪くなった。

原因は、
おそらく、
夜な夜な豆電球の明かりで
『ハリーポッター』を読んでいたから。

未だに理由は分からないが、
小学生の高学年頃、
夜中に過呼吸になり、
眠れなくなる時期が続いた事があった。

酷い時は毎晩のように過呼吸の不安で、
両親を起こしていた。
そんな私を見兼ねて、
母が病院に連れていってくれて
検査をしたが、
身体に全く異常はなし。

今思い返せば、
過換気症候群に近かったのかなと
思ったりしている。

家族が寝静まった真夜中、
兄弟も一緒に寝ていたので、
電気を付けるわけにもいかない。

身体に異常がないから、
流石に毎晩両親を起こすのも忍びない。

薄暗いオレンジ色の光の中で、
ハリーポッターの魔法の世界は
眠れない不安を忘れさせてくれた。
そして、気が付くと、
いつの間にか眠りに付いていた。

小学生の頃、夢中になって読んでいた
ハリーポッター。

あれから20数年経った今もなお、
世界中の人を魅了し続けているのは
本当に凄いと思う。

もしかしたら、
今もどこかで誰かの眠れない夜に
ハリー達は
寄り添ってくれているのかもしれない。


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