『銀河英雄伝説外伝 汚名』原作 田中芳樹 アニメ感想

おはようございます!
AMAZON_PRIME_VIDEOにて視聴しました
銀河英雄伝説に詳しいわけではありませんので
このアニメをパッと見た感じの
個人的な感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります

多少のネタバレはありますが、ストーリーのすべてを正確に詳細にお書きするわけではありませんことをご理解いただけますと助かります





キルヒアイスが
主役の様な
お話でした



ラインハルトはあまり出てきませんでした


ラインハルトは
もともと
ミューゼルという苗字だったのですね

それは

お姉様のアンネローゼを
ゴールデンバウム王朝の
皇帝の
寵姫にさしだした張本人である父親の苗字でもあるから
いやなんですね


そして
皇帝の寵姫を姉に持っているからこそ
疎まれつつも
戦果をあげたり
出世したり


なんとも
複雑なんですね?



そして
ラインハルトは
ローエングラムという
貴族の苗字をもらい受けたという


詳しいいきさつは
本編のメインではないので
あまり記憶に残っておらず

正確ではなかったらごめんなさい…(-_-;)




ともあれ

何かの事情で
キルヒアイス単独で
観光地のような
人工衛星を
訪れた
「一両日」のあいだの出来事が

えがかれている作品でした



とある年老いた退役軍人が
とある戦闘で
大敗を喫して
帰還したというエピソードがある

その総指揮官であったご老人は
いいわけらしいことは一切せず
軍法会議においても沈黙を保つのみ

負け戦の総指揮官という汚名を着たまま
余生を過ごすという風情


キルヒアイスがやってきた
リゾート人工衛星に
たまたま居合わせて

ホテルのチェックインの時に

大柄な暴漢に
その元総指揮官のご老人が襲われそうになり
キルヒアイスは
颯爽と
暴漢を撃退するが
その暴漢は
麻薬中毒ではないかと
感じ取る


麻薬中毒の暴漢を引き取った
現地警察の長は

穏やかな口調だが
気骨のある人物で

昨今
蔓延しつつある
新しい麻薬の取り締まりに協力してほしいと
キルヒアイスに持ち掛ける



その麻薬は
摂取した本人が
心身に異常をきたすばかりではなく

そのご
何世代にもわたって
子孫の健康にも
影響を及ぼすという
残酷な資料を見せられて
キルヒアイスは
協力を決意


襲われた
元総指揮官は
キルヒアイスをお礼の食事に招待し
そこで
自分の若かりし頃の
想い人と
失恋と
その結婚相手の話をする

このリゾート人工衛星で
過去の想い人とその夫である帝国軍人と
再会する計画なのだという



若い頃に片想いして
そのまま
想い続けている


その女性の
存在だけで
幸せなのだと語る老人


その
片想いぶりに

キルヒアイスは
自分の想い

ラインハルトの姉
皇帝の寵姫となってしまった
アンネローゼ様への
生涯届くことのない想いを
浮かべてしまう



終始
この老人の
一方通行な想いと
自分のアンネローゼへの想いを
見比べてしまう
キルヒアイスだが


麻薬組織の手下に襲われたり
その摘発に協力したりと
その辺は
大活躍


敗戦の汚名を着たまま
片想いを引きずったままの
年老いた元総指揮官と
再会するために
このリゾート人工衛星にやってきた
夫妻(夫は部下であり親友、妻は想い人)は

じつは

麻薬密売に深く関与していて

年老いた元大将の率いた
大軍が大敗を喫したのは

ひそかに持ち込まれた
麻薬が
蔓延したためだったということが
露見する



過去の大敗と
親友の麻薬取引

それが背景となって
うまく兵を動かせず
大敗を喫したという事情

麻薬取引に手を染めた
部下だった男を
告発しなかったのは
その妻が
片想いの対象だったからだという…(-_-;)



なんとも
独り相撲だ

しかし

その

みのらない
片想いを聞かされたり


麻薬取引組織の
捜査が進むにつれて

キルヒアイスの
アンネローゼ様への想いも
浮かび来る


そして

結末は

悲劇的だが


そうあるべきという


その
決着は
キルヒアイスではなく

片想いに
人生の大半を費やし
また敗戦の汚名を着たままだった
もと総指揮官のご老人がつけた



芝居がかった
やや
文語調なまじめな言い回し

クラシック音楽のBGM


わりと
四角四面な

しかし
こうあるべきという
道徳
人のタヒものりこえて

こうあるべきという
価値観が


敢えて淡々と
述べられている感じでした



しみじみ味わわせていただきました





いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)




ではまた!




まきのしょうこ







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